体験談

【家づくり体験談】無垢材の床はエモい?!後悔しないためのポイント3選

新潟日報sumica編集部

新潟県のリアルな家づくり体験談をマンガで紹介する「sumica調査隊

毎日歩き回る家の中だからこそ、床の感触は重要です。

なるべく感触の良い床材を選びたい、そうお考えの方も多いのではないでしょうか。

では、床材を選ぶ際には、どのような点に注意すれば良いのでしょう?

床材の種類

住宅の床材として、主に以下の3種類があります。

【床材の主な種類】
①無垢(むく)材…自然の木材をそのまま使用したもの
②合板(ごうはん)…薄い板を何層も接着して一つの板にしたもの
③集成(しゅうせい)材…小さく切った木材を組み合わせて接着したもの

今回は、その中でも無垢材(むくざい)の床にした結果、快適さと「ステキな思い出」を手に入れたについて。

本記事では、

✅読者の体験談(成功エピソード)

✅無垢材のメリット・デメリット

✅無垢材の手入れのコツ

を解説していきます。

無垢は辞書を引くと、混じり気のない、という意味が出てきますよね。

無垢材は一本の丸太から切り出した、つなぎ目のない=合板や集成材のように、人工的な加工がされていない材木のことです。

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加工せずにそのまま使用するため、木の持つ風合いや質感をそのまま楽しむことができます。

無垢材の床にまつわる家づくり体験談

読者の方から寄せられた、無垢材の床にまつわるリアルなエピソードをご紹介します。

無垢材の床にするかどうか迷ったときのヒントとして、ぜひご覧ください。

わが家のリビングの床は無垢材にしました。

ネットで調べると「手入れが大変」などの情報もありましたが、そこまで気になるようなことはなく、むしろ使うたびに深い色味に変化したりツヤが出てきたりして、とても気に入っています。

無垢の床はやっぱり快適で、子どもたちがつけた床のキズも、いまとなっては良い思い出です(笑)(新潟市 ともさん)

家づくりは、あこがれの暮らしを実践するチャンスです。

上記は無垢材を使用し、満足した暮らしをしている例です。

無垢材の種類

無垢材にも、さまざまな種類があります。

代表的な木材としては、スギ、ヒノキ、ナラ、クリ、カバ、マツなどが挙げられます。

それぞれ独自の特徴があり、風合いや香り、強度、耐久性などが異なります。

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例えば、スギは軽くて加工しやすいため、広く使用されています。

ヒノキは耐久性が高く、香りが良いことで知られていますね。

無垢材のメリットとデメリットは?

無垢材を使うメリットとデメリットは以下となります。

【メリット】

・自然な木肌の感触が感じられ、ぬくもりなどの質感を楽しむことができる

・長期間使用するほど、木材に出てくる“つや”などの深みを感じられる

木材自体が持つ断熱性により、夏は涼しく、冬は暖かい住環境で、快適に過ごせる

・接着剤などの化学物質を使わないため、アレルギーの原因となりにくい

・柔らかいため足が疲れにくく、赤ちゃんや高齢者の身体に優しい

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【デメリット】

・木は呼吸するため、湿度や温度の変化で伸縮し、変形したり割れたりする

・一般的に他の木材と比べると、費用が高い

傷がつきやすかったり、へこんだりしやすい木材もある

・薬剤で処理せず加熱処理のみの場合、小さい虫食いの跡が残っていることがある

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…自然を身近に感じられる暮らしを優先するのか、機能性や価格を重視するのか。

一緒に住む人と価値観をすり合わせながら、理想の床材を決めていきましょう。

無垢材の床で後悔しないためのポイント3選

無垢材の床を使用する際、後悔しないための3つのポイントを解説します。

(株)時代の家niigata「無垢の温かみに囲まれた大空間の住まい」

【ポイント①】使用環境

無垢材は湿度の変化に敏感です。

湿度が高いと木材が膨張し、乾燥すると収縮する特性があります。

使用する際には、室内の適切な湿度とされる40%〜60%を心がけましょう。

特に、水回りや直射日光が当たる場所への使用には注意が必要です。

【ポイント②】メンテナンス

床はひんぱんに人が歩くため、摩耗しやすい部分には注意が必要です。

無垢材は自然素材のため、長く美しく保つには、専用のオイルやワックスで定期的にケアをするのがおすすめです。

表面を保護することで、床の寿命を延ばすことができます。

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【ポイント➂】費用

家づくりを依頼している住宅会社に相談し、予算を伝え、合板や集成材との費用を比較しながら、じっくりと検討しましょう。

木材は種類によって色や木目が違うので、家の雰囲気(和風、洋風など)に合わせて選びましょう。

国産か外国産か、濃い色か淡い色かなども参考にすると良いでしょう。

床材が床暖房に対応できるかどうかも、住宅会社に確認しておきましょう。

【無垢材の床】お手入れ方法と掃除のコツ

無垢材の床のお手入れは意外と簡単です。

普段のお手入れは、モップでほこりを払う程度でOK

汚れが目立つ場合は、濡れ雑巾で拭き取ります。

専用のオイルで定期的にメンテナンスすれば、さらに長持ちします。

湿気が多い場所では換気をしっかり行い、湿度をコントロールすることも大切です。

もし無垢材の床に汚れがついた場合は、すぐに拭き取ることがポイントです。

そのままにしておくと、木材についた模様のようになり、落ちにくくなります。

無垢材はキッチンやバスルームなどの水回りで使用する場合は、おおかた防水処理を施しています。

その他、直射日光が長時間当たる場所では、木材が色あせたり、反りが発生することがあります。

カーテンやブラインドで直射日光を防ぐ、あるいはコーティングを施すなどして対策をしています。

(株)トゥルーワークス「【戸建リノベ】無垢の床材の気持ちよさ、多少のキズは味、自然な空気が漂う私たちの家」

使用環境に気をつけることで、無垢材の美しさと耐久性を長く保つことができます。

万が一、汚れや傷がついても、表面を拭いて紙やすりで軽く削れば、使い続けることができます。

まとめ~無垢材の床で後悔しないために~

無垢材を使った家は、自然の風合いと心地よさが魅力的で、健康的で快適な空間を演出します。

今回ご紹介したエピソードのように、多少の傷も「良い思い出」と思える方なら、無垢材の床はさらに魅力的に感じるでしょう。

無垢材の特性を理解し、うまく活用していきましょう!


 (漫画:ノラ)

ただし、床選びは難易度が高いのも事実。

どうするのか困ったら、まずは家づくりのプロに聞いてみましょう。

住宅展示場やモデルハウスを実際に訪問してみて、いろいろな床材を歩いてみるのもおすすめです。

 

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