Sさん夫妻の「無垢の木材をたっぷり使い、壁は珪藻土で」という憧れの家を形にしたのは、木の家を造り続ける瀬賀工務店。細長い土地や予算などの条件に真摯に向き合ってくれた、力強いパートナーだ。「壁の飾り棚や食器棚の収納サイズまで、たくさんのわがままを聞いてもらいました」と奥さまは笑顔で語る。
 新築を決断したのは昨年9月。コロナ禍にあって夫妻が在宅勤務となり、これまでの平面空間に限界を感じたのがきっかけだった。二人が家を建てるのは2軒目。だからこそ前回の反省や気づきを生かして、心地よい家にすることにこだわり、太陽光発電など将来を見据えてのエコ投資も決断。Sさんのワークスペースや娘さんたちの個室、就寝前に集えるファミリールーム、動きやすい家事動線など、家族の暮らし方に寄り添う家が完成した。