
【家づくり体験談】「開かずの扉」ならぬ、開けっ放しの引き戸…
新潟県のリアルな家づくり体験談をマンガで紹介する「sumica調査隊」。
壁やドア、パーテーションなど、空間の仕切り方には、さまざまな方法がありますよね。
本記事では、引き戸で仕切った部屋で起きたエピソードをもとに
✅読者の体験談(失敗エピソード)
✅引き戸のメリット・デメリット
✅引き戸の導入を考える時の3つのポイント
について、ご紹介します。
引き戸にまつわる体験談
読者の方から寄せられた、引き戸についてのリアルなエピソードをご紹介します。




リビングの隣に寝室をつくったわが家。
普段はリビングで過ごし、寝るときだけスライド扉を閉める使い方にしていました。ところが、年月が経つにつれて床のレールにゴミがたまり、さらに車輪も歪んできたことで、だんだん開け閉めがしづらくなってしまい…ついには一年中、開けっぱなしの状態に。
そんなとき、テレビで「わが家と同じように、引き戸で部屋を仕切っているお宅」が紹介されていました。
しかも、そのお宅の引き戸は「上から吊るすタイプ」。床にレールがないので、ゴミがたまらないのだそうです。
その情報…もっと早く知りたかった!(長岡市 しばにゃんさん)
「上吊り引き戸」という選択肢があることを後から知り、「もっと早く知っていれば…」と後悔したエピソードでした。
では、引き戸の特徴と種類について、もう少し詳しく見ていきましょう。
引き戸の種類と特徴

引き戸は、上下のレールを使い、扉を横に動かして開閉します。いくつかのタイプがあります。
片引き戸:扉1枚を左右どちらかに滑らせるタイプ。壁の面積が少ない場合に多用されます。
引き違い戸:扉2枚で左右どちらかを開け、扉をすれ違わせて使います。
引き分け戸:扉2枚を左と右に滑らせて開けるタイプ。通路に余裕がありますが、開いた時に左右に扉を収納する幅が必要になります。
引き込み戸:扉を壁の中へ収納するタイプ。空間を広く、スタイリッシュに見せることができます。
また、引き戸の中では、レールを上部だけにして扉を吊るす、吊り戸もあります。
続いて、そんな上吊り引き戸のメリットとデメリットを見てみましょう。
上吊り引き戸のメリットと注意点

それでは、引き戸の中でも、上吊り引き戸のメリットと注意点について解説します。
【メリット】
①掃除をしやすい
床にレールがない=段差がないため、掃除がしやすくなります。
②バリアフリー
車いすでも利用しやすく、子どもや高齢者が床のレールでつまづく心配がなくなります。
③デザイン性が高い
床がフラットになることで、見た目にもスタイリッシュな印象を与えます。
メリットは大きいですが、いくつか押さえておきたい注意点もあります。
【注意点】
① 設置費用が高くなりやすい
上のレールだけで扉を支える構造のため、床レールを使う一般的な引き戸より、設置費用が高くなる傾向があります。
② 開閉しづらくなる可能性がある
下のレールがないぶん扉の安定性がやや低く、開閉不良が起こりやすくなる場合があります。また、故障した際も、角度調整など専門的な修繕が必要になることがあります。
③ 将来のレイアウト変更が通常より難しい
子ども部屋として空間を仕切りたい場合など、密閉性や防音性が必要な場面では、一般的な引き戸より調整が難しくなる場合があります。
まとめ
引き戸を選ぶ際は、見た目や価格以外にも
・スムーズに動かせて、掃除がしやすいか
・耐久性・安全性
・将来の可変性(将来、子ども部屋として2部屋に分けるかもしれない 等)
も重視するようにしましょう。
床の段差やレールのゴミ詰まりは日々のストレスにもつながりやすいため、今回ご紹介したような上吊り引き戸にするという選択肢もあります。
ただ、そうは言っても、細かい仕様までを自分たちだけで決めるのは難しいのも事実。
車輪やローラーの交換方法や費用、耐用年数など、家づくりのプロに聞くことで、空間をどう仕切るか検討する際に役立ちますよ。

(漫画:ノラ)
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