
【家づくり体験談】住宅見学会後に起きた出来事…訪問時のポイントと質問項目を解説
新潟県のリアルな家づくり体験談をマンガで紹介する「sumica調査隊」。
真剣に家づくりを考え始めると、まずは情報収集の段階に入るでしょう。
しかし、「家を建てるなんて想像できない」「現実味がわかない」と感じる方も多いハズ。
そんな方におすすめなのが、実際に住宅の見学会に行ってみることです。
本記事では、
✅読者の体験談(失敗エピソード)
✅住宅の見学会へ行くメリットと要注意ポイント
✅見学会に行った時の3つのポイント
について、順番に解説します。
住宅見学会についての体験談
読者の方から寄せられた、住宅見学会についてのリアルなエピソードをご紹介します。




住宅見学会後、ショートメールや郵便物が送られてきて、ゆっくりと考えるとお伝えしたにも関わらず最後には手書きの手紙が届いたり、不必要な着信があったりして、お断りした。
が…しかし、その後担当者が代わりましたと、また封書が届いた。(長岡市 ニコボさん)
住宅の見学会は、主に新築住宅が完成した際に開催され、ハウスメーカーや工務店が建てた住宅を、これから家を建てたい人たちが見学できる催しです。
実際に家を建てた人の家を見学し、その空間を体験することで、自分の家のイメージを具体的に持てるようになります。
住宅見学会をより有意義なものにするために、押さえておきたいポイントを解説します。
住宅見学会に行くメリットと要注意ポイント
住宅の見学会は、最近はオープンハウスと呼ばれることもあります。
では、参加した場合のメリットと要注意ポイントをみてみましょう。
【住宅見学会のメリット】

・空間の感覚が分かる:「㎡」「坪」などで表す空間の広さを肌感覚で知り、必要な設備や家具をイメージできます。また光の入り具合、風通しなどで体感したことを設計や打ち合わせで生かせます。
・家づくりのヒントを得られる:見学することで、家の持ち主や住宅会社が考えた建築のアイデアや予算感に触れることができます。また壁や床の質感を見本のタイル1枚だけでなく、実際使用された状態で確認できます。
・その場で質問ができる:案内してくれる住宅会社の担当者に質問し、間取りなど気になったところを確認することができます。
・家族でイメージを共有できる:実物を見るため、図面やカタログで相談するより家族間で意思決定がしやすくなります。
…住宅見学会に足を運ぶことで、以上のような大きなメリットがあります。
一方で、後悔しないための要注意ポイントも押さえておく必要があります。
【住宅見学会の要注意ポイント】

・訪問するのに時間と手間がかかる:指定された期間中に、決められた場所へ出向く必要があります。見学には事前予約が必要な場合も多いです。
・訪問可能時間が限定される:見学できるのは、建物の完成から入居までの限られた期間であることがほとんどです。
・生活感がわかりづらい:生活感を抑え、インテリアや小物で演出しているため、実際の暮らしよりも見栄えが良く見えることがあります。
・訪問後に必要以上の営業を受けてしまう:見学後に住宅会社の担当者から購入意向を確認する連絡がある場合があり、その対応に時間を取られることもあります。※個人情報の提供を不要とする見学会も実施しているケースもあります。
「住宅見学会に行ってみよう!」という方は、いくつかの物件を実際に見比べてみましょう。
図面や写真だけではわからない動線の使いやすさ、日当たり、収納の便利さ、素材の質感などを実感できます。
また、見学を重ねるうちに、自分の好みや譲れないポイントがはっきりしてくるはずです。
服装にカジュアル系やモード系といった個性があるように、住宅会社にもそれぞれ得意とするデザインや建築手法があります。
住宅見学会の訪問時に押さえておきたいポイント3選

実際に、注文住宅を訪問する見学会のポイントを3つにまとめました。
【ポイント➀】人やモノがどう移動するのかを確認
キッチン→ダイニング→リビング、玄関→収納→室内、服を洗濯→干す→片付けるなど、日常の移動や家事がスムーズかを歩いて確認します。
家具を置いたときの通路幅や、子どもがいる場合、子どもの帰宅後の動きも想定してみましょう。
想定して歩いてみて、写真や間取り図以上の、人やモノの動き(動線)についての工夫を確かめましょう。
【ポイント➁】採光・通風・眺望などをチェック
日当たりや窓からの光の入り方、風通しの良さ、外の騒音・視線の入り具合は、体感するのが一番です。
窓の位置や高さ・数により、部屋の開放感や閉塞(へいそく)感、眺望が変わるので参考にしましょう。
見学する住宅の近所に住むか検討中なら、午前・午後など別の時間帯や、週末・平日で比べると騒音や交通量の印象も変わることがあります。
【ポイント➂】設備・仕様の実物確認と細部チェック
床材・壁材・造り付けの建具の質感、コンセントやスイッチの位置や数、収納の内寸、水回りの使い勝手(キッチンの高さ・シンクの幅や深さ)などを確認するようにします。
見えない部分(断熱・構造など)は資料を見たり、担当者に質問したりして確認しましょう。
浴室やキッチンなどは標準仕様なのか、より価格の高い特別仕様(オプション)なのかもチェックすると良いです。
見学会は住宅会社の「中の人」との相性がわかる絶好のチャンス!
住宅見学会では、担当者の対応や説明の仕方、価値観が直接わかります。
話しやすさや対応の丁寧さ、技術や知識のレベルを見ることで、その住宅会社と今後も良い関係が築けるか判断できます。
気になる点があれば遠慮せず質問し、後日の対応も含めて相性を確かめましょう。
今回ご紹介したエピソードも、人によっては「丁寧な人に巡り合えた」と、ポジティブな評価になるケースもあり得ます。
家づくりは長丁場かつ住宅会社の人とのコミュニケーションが必要不可欠です。
大切なのは、人と人との相性なのです。

見学会は、無理のないスケジュールで行いましょう。
家をザッと一目見るだけ、で訪問しようと思ったものの、思いがけず現地で詳しい確認をしたくなる場合があります。
疑問に感じたことは注文住宅を案内してくれる担当者に聞いてみましょう。
細かい点は後日、詳しい担当者からあらためて回答がくる場合もあります。
見学会訪問時の質問例
最後に、実際に見学する際の質問例(代表的な項目)を挙げておきます。
✅共通・全体…敷地に対して、家の面積はどれくらいですか?構造や設備の保証の内容と期間はどうなっていますか?
✅設備・内装…コンセントやスイッチの位置・数は変更可能ですか? Wi-FiやUSBポートの設備はどうなっていますか?
✅断熱・設備性能…窓サッシの仕様(断熱性能、複層ガラスかどうか)と断熱材の種類・厚さは?換気方式(24時間換気など)や床暖房の有無。
✅維持・管理…リフォームや仕様変更の際のルール、工事費用の目安。
✅費用・契約…税制優遇(住宅ローン控除など)の適用条件について確認。
見学会で訪れる場所の近所に住むことを検討中の場合は、特に
✅周辺環境・法令…将来の再開発や建築計画の情報や見通し(日照や通風が変わる可能性があるため)。防火・地震対策(耐震等級、構造)や法的制限(高さ制限など)。ゴミ出しのルール
などについても確認するとよいでしょう。
また、家具や家電がまだ配置されていない場合は、実際よりも空間が広く見えてしまうことがあります。注意して見学しましょう。
まとめ~住宅見学会を最大限活用するために~
いかがでしたでしょうか。
住宅見学会は、実物の住空間を体感して家づくりのイメージを具体化できる効果的な機会です。
家そのものの雰囲気や使い勝手を確かめることはもちろん大事ですが、それと同じくらい大切なのが、家を一緒につくってくれる「人」、つまり今回ご紹介したエピソードにもあったような、住宅会社の担当者との相性です。
住宅見学を通じて、間取りや光の入り方、動線など「家との相性」を感じるだけでなく、担当者の話し方や対応から「この人と一緒に進められるか」という、「人との相性」も自然にわかるようになってきます。
気持ちよく相談できる相手と出会えれば、家づくりはもっと安心で楽しいものになりますよ。
見学のときは「家」と「人」どちらもゆっくり確かめてくださいね。

(漫画:ノラ)
具体的に動こうと思ったら、家づくりのプロに聞いてみるのもよい方法です。
<家づくりマッチング!>
自分だけの価値観に合った住宅会社が見つかる!「すまいの相性診断テスト」
・「すまいの相性診断テスト」はコチラ
<家づくり体験談募集中!>
あなたの家づくり体験談を聞かせてください!「家づくり体験談」
・クオカードが当たる!応募フォームはコチラ
<無理のない返済計画を!>
・必要な借入額や返済額がわかる!「住宅ローンシミュレーション」
・住宅ローンの支払可能額を知ろう!「住宅ローンシミュレーション」はコチラ
<お気に入りをsumicaで"発見"しよう>
・施工事例はコチラ
・見学会などのイベント情報はコチラ
・すまいのパートナー一覧はコチラ


