【エシカルアクション④】レスウェイスト ゴミを出さない工夫を~「リサイクル」よりも大切なこと~
前回は「すべての生命(いのち)に配慮を」というテーマでご紹介しました。
今回は私たちの会社が掲げるSDGSの8つの目標「エイトマインド」内の4番目「レスウェイスト ゴミを出さない工夫を」についてです。
レスウェイストとは
「レスウェイスト」とは「レス(=無い)」と「ウェイスト(=無駄・浪費)」を掛け合わせた言葉で、「無駄や浪費・ゴミをなくそう」というアクションのことです。
今回も「日常生活に取り入れやすく継続しやすい」エシカルアクションという観点から、順番に解説していきます。
「リサイクル」よりも大切なこと
エイトマインド2「NO!使い捨て」内でも、ごみを減らすための行動として「5R」というものをご紹介しました。
この中でも、特に重要なReduce(リデュース)について深掘りしてご説明させてください。
上記の5つの中で、特に馴染みのある言葉といえば「リサイクル」ではないでしょうか。
日本は世界的にみてもリサイクル先進国です。
その歴史は古く、まだ紙そのものが貴重だった奈良時代には再生紙が存在していました。
特に江戸時代は古着や古布のリサイクルを重ね、最後には燃やして灰になったものを畑の肥料として活用するなど究極のサスティナブルな時代であったと言われているほどです。
現代でも缶やペットボトルなど、様々な物がリサイクルされています。
特に日本のペットボトルのリサイクル率は世界的に見てもトップクラスと言われており、ヨーロッパやアメリカにくらべても高い回収率を誇っています。
日常生活の中でもリサイクルという言葉は見聞きする機会が多いですよね。
しかし
本当に大切なのはリサイクルよりも「リデュース」=「減らすこと」なんです。
家庭ごみを減らす方法
資源をリサイクルする際に、そこには必ずエネルギーの消費が発生します。
そもそもゴミが少なければ、単純にリサイクルする量も減ります。
まずは「消費量を見直す」、これが大切です。
特に物価高なご時世の中で、無駄な物を買わないということは家計にとってもハッピーだし環境問題にもプラスになるという、とても好循環となります。
我が家は夫婦と子ども2人で
週に3回ある可燃ごみの日に1回に捨てるゴミの量は超極小サイズ(5リットル)1袋です。
ゴミが少ないと捨てるのも楽ですし、臭い対策なども要りません。
ゴミ袋もサイズに応じて値段が変わりますよね。
新潟市のゴミ袋は、超極小サイズで50円で販売されています。ちなみに中サイズは300円。
日々使うものなので、この差は案外大きな金額になります。
そして家庭から出るゴミを減らすのって
実はとってもカンタン!なんです。
やり方は…
そのままズバリ「分別する」
これだけです笑
紙製品、包装に使われたプラスチックをきちんと分別する。食品トレーや牛乳パック、スーパーの回収ボックスに入れる。
(もちろん、お買い物のついでに行くのがポイントです)
これだけでも随分と燃えるゴミの量は減ります!
生ゴミをコンポストすることもオススメです。
やり方やアイテムも様々あり、案外簡単にできるのでライフスタイルに応じて取り入れてみてはいかがでしょうか。
(こちらは今後ご紹介するエイトマインド6の「家庭菜園、ハーブを育てよう」でも詳しくお伝えさせてください)
環境問題に関して先進的な取り組みをしている徳島市では、今年度から「燃やせるごみ」の名称を
「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」
に変更しました。
徳島市では、ごみ減量に繋がる様々な取り組みを行っているのですが、一般的な「ごみの出し方」についての広報ではなく、「ごみの減らし方」にフォーカスして広報している点も特徴的です。
そもそも発生するごみが減れば、
処分やリサイクルに費やすエネルギーも削減できます。そしてもちろんそこに費やす税金も。
・消費量を見直す
・捨てるときにきちんと分別をする
これらは環境問題としてのエネルギー削減だけでなく、フードロス対策や、物価高の家計への対策にも繋がるのです。
一歩ずつ、自分にできることから始めてみる
環境問題や社会問題に対して、何か行動を起こしたいと思っている人は少なくないと思いますが、
具体的にどのような行動につなげたら良いか、悩むことも多いのではないでしょうか。
地球全体の環境を守るために行動を起こすことは、実は決して難しいことではありません。
日常生活の中の、ほんの些細なことでも日々の継続の先に大きな変化があります。
世界中…と言わず新潟県内の方だけでも!
約200万人の方が日々出しているごみを量が、今の半分にできたら…。
必ず地球にすごいことが起こるはず!!です。
今年の新潟の夏の暑さは災害級でした。
来年もこのような気温となることが予測されています。
未来のために、どんなに小さなことでも出来ることから取り入れてみましょう。
100年先の地球に、たくさんの生命が生まれる未来のために。
地球と子どもたちが、共に心地よい暮らし方を選択できる社会へ向けて引き続き、取り組みやすいエシカルアクションをご提案させて頂きます。
お読みいただきありがとうございました!