【くらしを彩る】おすすめの花10月編~秋桜(コスモス)~
日々のくらしを彩る花。
毎月のおすすめの花とお手入れ方法を紹介しています。
10月におすすめの花:秋桜(コスモス)
秋の訪れを告げる花で忘れてはならないのがコスモスではないでしょうか?
今月はそんなコスモスのご紹介です。
コスモスはメキシコ原産で、コロンブスがアメリカ大陸を発見した後にヨーロッパへ伝わった植物の一つといわれています。
コスモスの名前はギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という意味の「Kosmos」「Cosmos」からきています。
秩序正しく調和のとれた星空が「Cosmos(宇宙)」と名付けられたことにちなみ、同じように花が整然と咲き誇る姿から「Cosmos」と呼ぶようになったとされています。
コスモスが日本に渡来したのは明治時代中期で、群生して咲く姿が満開の桜のように美しかったことから「秋桜」(あきざくら)と呼ばれるようになりました。
その後1977年に山口百恵さんがシングル「秋桜(コスモス)」を発表してからは秋桜と書いてコスモスと読むようになりました。
今では携帯の予測変換でもコスモスと入力すると秋桜が出てくるようになりました。
コスモスの花色は白、ピンク、赤、オレンジ、黄色、複色などがあり、咲き方も一重、半八重、八重などさまざまで多くの品種が出回っています。
コスモスのお手入れ方法
コスモスは割とクタッとするイメージですが、お手入れをしっかりとして水を吸えば7〜10日ほど日持ちする強い花です。
【STEP1】葉の処理をする
コスモスは沢山の葉がついている花です。
葉の数を減らすことにより、花からの蒸発する水分を減らして水上がりを良くするとともに、花瓶の水に葉が浸かり水を汚してしまうのを防ぎます。
コスモスの茎は繊維質なので、葉を取る際、葉を下に引っ張ってしまうと茎の繊維も一緒に剥がれて傷つけてしまいます。
ハサミで丁寧に取り除くようにしましょう。
【STEP2】水切りをする
ボールやバケツ等に水を張り、その中で良く切れるハサミで茎を1〜2cmくらい斜めにカットしましょう。
水の中で切る事により、水圧で茎の中に溜まった空気が抜けてしっかりと水を吸えるようになります。
また斜めに茎をカットすることで切り口が広がり、より多く水を吸えるようになります。
【STEP3】花瓶の水を清潔にする
コスモスを入れた水は汚れやすく、バクテリアが繁殖する原因にもなるので毎日水換えをしましょう。
またその際にコスモスの茎も洗い流し、ヌメリや汚れをキレイにしましょう。
花瓶の水の量は少なめで大丈夫です。
花瓶の水が多いとバクテリアの繁殖が増え、花持ちが悪くなる原因にもなります。
コスモスの花は長い茎のまま販売されていることも多いです。
花は茎が長ければ長いほど水を吸い上げる力を必要とします。
短く切ってあげると吸い上げる力も少なくて済み、花持ちアップにもつながるので、小さな花瓶に飾る時は思い切って茎を短くカットしてあげましょう。
今しか楽しめない秋の花
これからの時期、各地の庭などでもコスモスが咲き始めますし、花屋さんでも沢山のコスモスが比較的安価で販売されます。
1ヵ月程の短い時期しか楽しめませんので、是非お家の中で秋を感じられるコスモスを飾って楽しんでみてはいかがでしょうか。