【エシカルアクション⑤】出来るだけ近くのモノを~地産地消のススメ~
前回は「レスウェイスト ゴミを出さない工夫を」というテーマでご紹介しました。
今回は私たちの会社が掲げるSDGSの8つの目標「エイトマインド」内の5番目「出来るだけ近くのモノを(地産地消)」についてです。
上記の「エイトマインド」を通して
エシカルな暮らしを「日常生活に取り入れやすく継続しやすい」ものとして活用できるようご紹介させて頂きます。
地産池消のメリット
ご存知の方がほとんどだと思いますが、改めて「地産地消」について調べてみました。
農林水産省によると、以下のように記載されています。
地産地消とは、国内の地域で生産された農林水産物(食用に供されるものに限る)を、その生産された地域内において消費する取組です。
食料自給率の向上に加え、直売所や加工の取組などを通じて、農林水産業の6次産業化、「生産者」と「消費者」の結びつきの強化、地域の活性化、流通コストの削減などにもつながるものです。
農林水産省「地産地消の推進」より
つまり、「その土地でとれたものをその土地で消費する」ということですね。
遠くのものを手に入れるためには輸送が必要になり、そこには当然多くのエネルギーが使われます。
環境への負荷を軽減するには、遠くから運ばれてきたものより、近くで生産されたものの方が運搬にかかる時間が短縮できます。
つまり、運搬時に発生する費用やCO2の排出量を削減することができます。
地産地消を実践することで無駄なエネルギーを消費することなく”モノと経済の循環”が叶います。
住んでいる場所の近くで採れた野菜、魚など地場物を選べば、新鮮な上に栄養も豊富。
そう、食材の地産地消のメリットとしては、上記のように環境負荷を軽減できるだけではなく、旬のものを美味しく食べられるということも大きなポイントですよね!
そしてそれは地域活性化にもつながります。
できる限り近くでものを買うということはメリットだらけ!
「限りがある」から大切にする
日本は蛇口をひねればきれいなお水が出てくる国です。
新潟は特に、そのまま普通においしく飲むことが出来ますよね。
きれいなお水が出てくることが当たり前の国に生まれて住んでいるから、これはとても普通のことに思えます。
一方で世界を見渡すと、大人から子供まで、毎日往復何時間もかけて遠いところまで濁ったお水を汲んできて、それを何度も大切に使っている国も数多くあります。
自分たちの生活がいかに恵まれているか、そしてそれは決して当たり前のことではない。
だからこそ大切に使わないといけない。
お水に限らず、身の回りのものは全て「限りなくある」のではなく「限りがある」から大切にするという気持ちが大切だと思います。
「買い物は投票」
便利なことは良いけれど、便利に慣れてしまうとついありがたさを失いがちですよね。
この秋の新潟は、夏の猛暑や雨が降らなかったことによる水不足によって野菜の値段が高騰しています。
野菜の生育不良によって今年の出荷量は数十年に1度の少なさといわれています。
こういった事態の時は日頃からできるだけ輸送費のかからない地元の野菜を買うように心がけていても、遠い県外産のお野菜の方が安かったり、心が揺らぎます…。
しかし、新潟の生産者の方々が酷暑の中、苦労されて出荷されたお野菜たちです。
「買い物は投票」という言葉がありますが、価格のその背景にも配慮してお買い物をすることもエシカルな暮らしの一つです。
「地球に優しい暮らし」とは
「地球に優しい暮らし」って実は人間の健康や幸福度にも大きくつながっています。
「使い捨てのアイテムに囲まれた暮らし」と
「一つ一つこだわりや思い入れのあるアイテムに囲まれた丁寧な暮らし」、
「目先の欲望にフォーカスし、自分自身を大切にしない生き方」と
「自分自身を大切に、そして動物や地球環境にも配慮した生き方」。
皆さんはどちらを選択しますか?
私もその時々に応じて無理なく出来る範囲内で、少しずつ意識して生活を送っていきたいなと思います。
子どもたちのために、よりサスティナブルな社会へ。
言葉だけでなく、これからも実際に行動を続けていきたいです。