【エシカルアクション③後編】すべての生命(いのち)に配慮を~プラントベースフードとファッション~
前回に引き続き、私たちの会社が掲げるSDGSの8つの目標「エイトマインド」より、
エイト流「日常生活に取り入れやすく継続しやすい」エシカルアクションについてご紹介します。
今回は、エイトマインド3「全ての生命(いのち)に配慮を」についての後編です。
※前編はコチラから
近年、Z世代を中心に「エシカル」な暮らしが浸透してきている中、若い方の中でも動物性ものを摂取しない選択をする方が増えています。
今注目のサスティナブルなプラントベースフードとファッションの2つの観点から今回はお話をさせてください。
プラントベースフードについて
プラントベースフードという言葉を見聞きしたことはありますか?
環境負荷の軽減だけでなく、体調管理や健康管理に高い意識を持つ人たちの中で世界的に注目が高まっています。
「プラントベースフード」とは?
ずばり直訳の通り、植物性の食品です。
動物性の食品を除いた食事法で、SDGsの普及とともに、スーパーでも見かける機会の増えたオーツミルクや大豆ミートもプラントベースフードです。
美味しくて健康にも良く、環境にも優しい!
そんな理想的な食生活です。
考え方や趣向に合わせたライフスタイル
「ヴィーガン」や「ベジタリアン」という言葉はご存知な方も多いかと思います。
わかりやすく表にしてみました。
この他にも、以下の分類もあります。
✅ペスカタリアン…肉は食べないけれど魚介類は食べる
✅セミベジタリアン…基本的に植物性食品を食べるが時々肉も食べる
✅ラクトオボベジタリアン…植物性に加えて卵と乳製品を食べる
日本ではなかなか聞きなれない言葉です。
海外ではこういった食生活が浸透していますが、これは宗教などによる影響もあるのだと思います。
また、ミートフリーマンデーという
週に1度、月曜日だけ動物性のものを口にしない、というスタイルもあります。
大豆ミートや車麩、玄米パスタなど、気軽に取り入れやすくておすすめです。
こういったプラントベースフードは食肉よりもカロリーや脂質が低くヘルシーです。
また、牛を中心とした反すう動物が排出する温室効果ガスによる地球温暖化も深刻な問題の一つになっています。
環境負荷軽減を意識した上で、多様な地域の食文化に合わせ、動物性食品の生産手法を見直す必要があると考えます。
ぜひ、あなたのライフスタイルに合わせて、
美味しく楽しく「プラントベースフード」を取り入れてみてください。
ヴィーガンレザー、エコレザーについて
お次はファッションの観点です。
見た目や手触りは動物性のリアルレザーとほぼ一緒ですが、原材料に植物繊維を使用したものから化学繊維を使用したものまで近年様々な種類のヴィーガンレザーが発売されています。
しかしいわゆる化学繊維を使用した「合皮」もエシカルレザーとして販売されています。
「SDGsウォッシュ」という、SDGsに取り組んでいるように見せかけたものも巷には溢れているので、適切な商品を選べるように確認することも大切です。
そんな中でもエコレザーは、基本的に環境に配慮して作られた本革を指します。
また、パイナップルやサボテン、りんごなど様々な植物性のレザーが続々と登場しています。
そんな中、自然由来といいながら、ヴィーガンレザーのほとんどに石油を使用しているのが現実です。
そして現在ではまだまだ、耐久性の面でもリアルレザーには敵わないのが現状です。
牛や豚などの原皮は食肉の副産物でもあります。
食肉が消費され続ける限りは、「無駄なく使用する」という観点からリアルレザーは環境面でも合理的なのが現状です。