【わたしとくらし】古道具ハチミツ店主 赤塚和枝さん(後編)
新潟で活躍する人の仕事やくらしを紹介する「わたしとくらし」コーナー。
前編のわたし編では、古道具店を営む赤塚和枝さんの仕事について話を伺いました。
お店を始めて約15年、今まで走り続けてきたので、今後は「楽しむ」というスタンスは維持しながらゆったりとしたペースでいきたいという赤塚さん。
今回は後編の「くらし編」として、そんな赤塚さんの1日の過ごし方や、家づくりの考え方、理想のくらしについて語っていただきました。
✅築年数が経った家をリノベーションしたい
✅自分たちでできることはやりたい
…こんな方には特にオススメの内容です。
1日の主なスケジュールについて教えてください
至って普通ですよ(笑)
毎朝5~6時には起きて、洗濯をして、朝ごはんと息子のお弁当の準備をして…お店は11時~17時までで、帰ったらビールを飲みながら夕飯の支度をして…という感じです。
お店がお休みの日には、買い取りやメンテナンス作業をしたりしています。
そういう意味では、生活と仕事はほぼイコールという感じですね。
今のお住まいにはいつ頃から住んでいますか?
ちょうど1年前(2022年7月)ですね。
この家は築55年くらいの賃貸物件なのですが、大家さんが「住みやすくするためにリフォームをしてもいい」と言ってくださったので、元の床の上に新しい床を張って補強したり、壁を塗り替えたりなど自分たちでほとんどリノベーションしました。
引っ越しのリミットが迫っていたので、知り合いの大工さんに一部はお願いしましたが、時間があれば全部自分たちでやっていたと思います。
Before①
After①
Before②
After②
これまでいろいろな家に住んできたそうですね?
結婚してから今の家で5軒目になります。
最初はマンション、その後新築で家を建てたこともありましたが、いろいろあって手放しました。その後は小さい納屋がある古い家を借りて住んだのですが、その納屋を改装してお店を始めました。
その後、お店の移転と同時に家も引っ越ししました。
その家から現在の家へ。引っ越しはいろんな転機になっている気がしています。
これまで自分たちの意志ではない引っ越しが多く、その度にいい物件が見つかっているので、移るべくして移ってきたという感覚があります。
いろいろな所に住みましたが、新築で建てた家よりも今の家が一番好きですね。
今回の家づくりで気に入っている所を教えてください
リビングの砂壁ですね。
始めは全部漆喰に塗り直そうと思っていたのですが、一部だけ残すことにしました。
この砂壁はリノベーション前はもっときれいな状態だったのですが、砂を落としているうちに、いい風合いになってきて「ここだけ残そう」ということになりました。
あとはキッチンのテーブルと食器棚ですね。
テーブルは古道具なんですが、とても気に入っているので手放せません。左右両側に2つずつ引き出しが付いていてとても便利なんです。
食器棚は、昔、工場で使われていた棚を使用しています。
お気に入りの空間や過ごし方について教えてください
やっぱり好きな物に囲まれた空間ですね。
私の場合はそれが古道具なので、お店も自宅もお気に入りの空間です。
自分たちで造ったり直したりしているから愛着もあります。
「理想のくらし」について教えてください
中古物件はある程度「その家に合わせた暮らし方」が必要になってきますが、それがとても心地よく感じています。
決して無理をしているわけではないので、もしかすると今の家が理想的な住まいなのかもしれませんね。
これからも大好きな古道具たちに囲まれていたいですね。
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古道具ハチミツ
住所:新発田市城北町2-4-19
営業日:インスタグラムにて公開中