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【わたしとくらし】古道具ハチミツ店主 赤塚和枝さん(前編)

新潟日報sumica編集部

新潟で活躍する人の仕事やくらしを紹介する「わたしとくらし」コーナー。

今回は、新発田市で古道具のお店を営む赤塚和枝さんに話を聞きました。

古道具ハチミツ

赤塚 和枝さん 店主

1971年生まれ。新発田市出身。 化粧品メーカーに約10年勤務し、出産を機に退職。その後衣料品店や飲食店の店員、保育園の介助員などを経て2009年に「古道具雑貨ハチミツ」を開店。2011年に現在の場所に移転し「古道具ハチミツ」として営業。店舗のほか、県外の古道具市や蚤の市などにも出店。

現在の仕事内容について教えてください

古道具の販売と買い取りをしています。

古道具は家具や器、籠やざるなど、昔使われていた物が多く、コンディションもさまざま。壊れていても直せば十分使える物もあって、修理をして販売することもあります。

農家の納屋を店舗としてリノベーション

もともとは一人でお店をしていましたが、今は夫と2人でお店をしていて、古道具のメンテナンスなどは夫が担当してくれています。

お店以外にも、県外の蚤の市に出店したり買い付けもしています。

店内は赤塚さんお気に入りの古道具がずらり

古道具の魅力は?

長い年月を経て今の時代まで残ってきた物たちをきれいに洗浄して、手入れをしてあげることで新たに蘇ったり、本来の道具としての役割を終えたものが、また新たに別の役割が生まれたりする事があります。

現代の物にはない、独特の魅力がありますね。

古道具は手仕事で一つ一つ作られ、長い間大切に使われていた物ばかり。

使い込まれた風合いや、使い手の愛着が感じられるところも魅力ですね。

ふらりと訪ねて来てくれたお客さまと話をするのも楽しいし、自分が気に入った物をお客さんも共感してくれるのはうれしいですね。

お店自体もなかなか味のある雰囲気ですね

実家の納屋を改装してお店にしました。

改装資金がなかったこともあり、店舗の改装は友人や知人にも手伝ってもらいながら、夫を中心に自分たちで作り上げました。

店名の「ハチミツ」はお子さんが考えたそう

外壁に使っているブリキはお隣さんの庭にあったものをいただいたんですよ。

人生の転機について教えて下さい

やはり古道具屋を始めたことですね。

子育ての関係で、外で働くのが難しかったのと、当時は子どもに付きっきりになる必要があって子育てに行き詰ってしまったのですが、そんな時にふと人生について考えました。

「子どもには子どもの人生があるし、私にも自分の人生がある!」と開き直って、思い切って趣味だった古道具のお店を始めてみました。

もともと古道具が好きだったのですね?

インテリアに興味はあったのですが、古い家に引っ越してから古道具に興味を持つようになりました。

いろいろな骨董市に通うようになって、どんどんはまっていきました。

古道具に包まれた店内はまるでタイムスリップしたような空間

お店をはじめた頃は仕入れの資金がなく、自分の趣味で集めた古道具を販売したりして、仕入れ資金にしていましたね。

今後の展望について教えてください

古道具屋を始めた頃は、やりたいことに満ち溢れていて、苦労を「大変」と思った感覚がなく、自分たちでできることなら何でも楽しみながらやってきました。

お店を始めてもうすぐ15年、今まで走り続けてきたので、今後は「楽しむ」というスタンスは変えずに、少しゆったりとしたペースで長く続けていきたいですね。

…そんな古道具を愛する赤塚さんの住まいのお話は後編「くらし編」で!

くらし編へつづく~

 

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古道具ハチミツ

住所:新発田市城北町2-4-19

営業日:インスタグラムにて公開中

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