
【家づくり体験談】隠し扉で叶える秘密基地 ~失敗しないための3つのコツ~
新潟県のリアルな家づくり体験談をマンガで紹介する「sumica調査隊」。
新しい家を建てる際、家族だけが知っている秘密基地のような空間があると思うだけで、ワクワクしませんか。
ですが、ワクワクをつくる「隠し扉」が思わぬ落とし穴になることも…。
今回は実際のエピソードを参考に、隠し扉のある家づくりの魅力と後悔しないためのポイントをご紹介します。
本記事では、
✅読者の体験談(失敗エピソード)
✅隠し扉をつくるメリット・デメリット
✅隠し扉の種類と場所
を解説します。
住宅の「隠し扉」にまつわる体験談
読者の方から寄せられた、隠し扉にまつわるリアルなエピソードをご紹介します。
新築時に「家族だけが通れる隠し扉を作りたい!」と思い、リビングから寝室につながるルートを設計しました。
完成後、ワクワクしながら通ったところ、幅が狭すぎて体が挟まる事態に。
さらに子どもたちは「秘密」どころか学校で自慢し、近所の子どもたちが探検しにくる始末。
結果、隠し扉はただの物置に。夢の「秘密基地」は、今となっては家族の笑い話になりました。(読者アンケートより)
隠し扉は、来客時に生活感を出さずに対応する一つのアイディアで、「そんなところに扉が!?」と驚きがあるデザインとなります。
隠し扉をつくるメリットと注意点は?
隠し扉とその奥の空間は魅力的ですが、設置にはメリットとデメリットがあります。
後悔しないために、その両面をしっかり理解しておさえましょう。
【隠し扉のメリット】
①プライベートを守れる:外部からの視線をさえぎり、家族または個人のプライバシーを守る役割を果たします。
②独創性がある:非日常的な要素を取り入れ、家族の心をくすぐる空間を演出します。子どもだけでなく、大人もワクワクするような秘密の場所は、家での時間をより豊かにしてくれます。
③空間の有効活用:デッドスペースになりがちな場所でも、書斎や趣味の部屋、防音室、非常時のシェルターなど、多目的な空間として利用できる上、物も収容できます。
④防犯性の向上:貴重品や重要書類の保管庫への入口として使用すれば、侵入者から気づかれにくい安全な空間を作れます。
【隠し扉の注意点】
①費用:一般的な扉に比べて、設計や施工に手間と技術が必要になるため、コストが高くなる傾向があります。特殊な金具や仕掛けを用いる場合は、さらに費用がかさむこともあります。
②安全性:特に小さな子どもがいる家庭では、指を挟むなどの事故の可能性があります。スムーズな開閉と安全性を両立できるよう、扉の重量・開閉金具やレール・取っ手の選定には注意が必要です。
③サイズと動線:体験談にもあるように、扉の幅や高さが不十分だと使い勝手が悪くなります。また、扉の開閉に必要なスペースを確保しなければならないため、他の家具の配置場所が制限される可能性があります。
④メンテナンス:特別な構造なので故障を避けるため、一般的な扉よりも定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。経年劣化により、開閉がスムーズでなくなったり、きしみが生じたりすることがあります。
では、隠し扉を作ると決めた場合、どんな種類と設置場所があるのか見ていきましょう。
隠し扉の種類と設置場所
隠し扉と一言で言っても、種類や設置場所はさまざまです。用途や家のデザインに合わせて選ぶと良いでしょう。
①本棚型/収納型:最も人気のあるタイプの一つで、本棚や収納家具の一部が扉になっています。自然に空間に溶け込み、一見しただけでは扉だと気づかれにくいのが特徴です。リビングや書斎に最適です。
②壁一体型:壁の一部がそのまま開閉するタイプです。壁紙や素材を周囲と合わせることで、扉の存在を分かりにくくできます。廊下の奥や寝室の入口など、プライバシーを重視したい場所には効果的です。
③ミラー/絵画型:鏡や絵画がスライドしたり、ちょうつがいで開いたりするタイプです。アート作品を飾る感覚で設置でき、デザイン性も高いです。
上記のほかにも、扉の中心を軸にして広いスペースで回転する回転型や、天井・床下収納の入口、または和室のふすま・板戸を隠し扉にするなどの形があります。
隠し扉をつくる場合の3つのポイント
実際に、隠し扉をつくる場合のポイントを3つにまとめました。
【ポイント①】用途を明確にする
部屋を何に使うのか。例えば趣味の部屋、リモート時の仕事用、収納スペースなどと決めることが重要です。
使い道が決まれば、必要な広さや設備も決まってきます。
すると予算内で収まるかどうかも、見分けがつきやすくなります。
【ポイント➁】早期にプロに相談する
設置には多くの工務店、住宅メーカー、設計事務所が対応しています。
ただし設計前のできるだけ早い時期に、隠し扉を作りたいと希望を伝えることが大切です。
法的な要件(図面への記載や床面積の正しい申告など)をクリアする方法、予算、そして設置可能なら建築資材の発注、これら全てに関わってくるからです。
【ポイント➂】使いやすさを事前に確認する
隠し扉が重かったり、出入りが面倒だったりすると、次第に使わなくなる可能性が高まります。
特に、床面積にカウントされないよう小屋裏などを活用する場合、天井高が大人の身長より低くなりがちなため、使いやすさに配慮した設計が求められます。
まとめ~夢を現実に!隠し扉&秘密基地のある家づくり~
隠し扉は、家づくりに個性を与え、住む人の心を豊かにする魅力的な要素です。
ですが憧れだけで設計を進めてしまうと、後悔につながることもあります。
成功の鍵は、徹底的な計画と専門家とのコミュニケーションです。
①目的の明確化:何のために隠し扉を設置したいのか、扉の奥の部屋をどのように使いたいのかをより詳しくイメージしましょう。
②信頼できるプロに相談:隠し扉の施工経験が豊富な建築家や工務店に早めに相談し、具体的なイメージを伝えましょう。
③機能性と実用性の重視:デザイン性だけでなく、実際に使う際の便利さや安全性を大切にしましょう。
専門的な知識と経験を持つプロのアドバイスは、失敗を防ぐ上でとても重要です。
隠し扉は、家を楽しく、機能的な空間にする可能性を秘めています。
そして、隠し扉の奥は家族にとってかけがえのない、特別な空間となるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
具体的に動こうと思ったら、まずは家づくりのプロに聞いてみましょう。
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