【家づくり体験談】水回りにおすすめの床は?色選びと床材で後悔しないためのポイント3選
新潟県のリアルな家づくり体験談をマンガで紹介する「sumica調査隊」。
住まいの印象や機能を大きく左右する床の色。
家づくりでは、早い段階で色を決めることが多いからこそ、慎重に選びたいものです。
今回は、そんな床選びの中でも、とくに“水回りの床の色で後悔している人”について。
✅読者の体験談(失敗エピソード)
✅水回りの床の色のメリット・デメリット
✅おすすめの床材
を解説し、ポイントをまとめます。
まずは読者の方から寄せられた、水回りの床の色選びにまつわるリアルなエピソードをご紹介します。
脱衣所の床の色は白、浴室の床の色は黒系にしたのですが、どちらも後悔しています…。
脱衣所は服を着替える時に髪の毛やホコリが目立ちやすく、浴室は逆にお風呂特有の白い汚れが目立ちます。
脱衣所の床は暗く、風呂場の床は明るめにした方がよかったのかなあと考えてしまいます。(阿賀野市 ひろむさん)
床の色について、デザインは気に入っていても、上記のエピソードのように、実際に生活してみて初めて気がづく、ということはよくあります。
皆さんが浴室や洗面台、キッチンなど、特に水を使用するスペースの床材を選ぶ際には、どのようなポイントに気を付ければ良いでしょう。
水回りの床の色は、空間の印象を大きく左右する要素の一つです。
濃い色にするか、薄い色にするかによって、それぞれメリットとデメリットがあります。
まずは、濃い色の床のメリット・デメリットについて。
【濃い色の床のメリット】
①高級感がある: 重厚感があり、落ち着いた雰囲気になります。
②汚れが目立ちにくい: 髪の毛やほこりなどの汚れが目立ちにくいため、頻繁な掃除の必要がありません。
③個性を演出できる: 個性的でスタイリッシュな空間を演出できます。
【濃い床のデメリット】
①空間が狭く見える: 濃い色は光を吸収するため、空間が狭く暗い印象に感じられることがあります。
②水垢や石鹸カスが目立つ: 水垢や石鹸カスなどの白くにて落としにくい汚れが目立ちやすいです。
③こまめな掃除が必要:②の汚れが目立つのを防ぐには、よりこまめな掃除が必要になります。
続いて、薄い色の床のメリット・デメリットを見てみましょう。
【薄い色の床のメリット】
①空間を広く見せる: 薄い色は光を反射するため、空間を広く感じさせます。
②明るい印象になる: 採光が少ない場所でも、明るい印象になります。
③清潔感がある: 清潔感があり、爽やかな印象を与えます。
【薄い色の床のデメリット】
①汚れが目立ちやすい: 髪の毛やほこりなどの軽い汚れでも目立ちやすく、こまめな掃除が必要です。
②リーズナブルに見える: 濃い床材と比べて、リーズナブルな印象を与える場合があります。
③個性的には見えづらい: 濃い床材と比べて、よりシンプルな空間になります。
また、床材も年々進化しているため、最新機能やデザインについてはすまいのパートナーとも相談しつつ、ご自身の好みやライフスタイルに合わせて、最適な色を選びましょう!
続いて、水回りの床の色を決める際に押さえておきたいポイントについて、3つご紹介します。
【ポイント①】デザイン
床の色選びは、まずは自分の好みに合うかどうかが大切です。
木のぬくもりを感じさせる自然なデザイン、白を基調としたシンプルなデザイン、あるいはモノトーンでシックなデザインなど、どのような空間にしたいのかイメージを膨らませましょう。
床単体だけではなくスペース全体でみた時、インテリアと合わせた時のイメージの好みに合わせて床の色を選んでいきましょう。
【ポイント②】機能
水回りの床は、他の場所に比べて掃除頻度が高くなりがちです。
そのため、日々の掃除やメンテナンスがしやすい色や床材を選ぶことが大切です。
【ポイント③】予算
床材にかける予算を、家づくり全体の予算の中で、あらかじめすまいのパートナーに確認しておきましょう。
デザインや機能性によって、床材の価格は大きく異なります。
予算に合わせて、最適な床材を選ぶことが大切です。
続いて、水回りにおすすめの床材と床の色について、ご参考情報としてご紹介します。
水回りにおすすめの床材と色
浴室などの水回りは、耐水性や清掃のしやすさが重要です。
クッションフロアは水に強く、滑りにくい加工が施されているものも多いため、水回りに最適です。
より高級感を出したい場合は、フロアタイルもおすすめです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
【水回りのおすすめ床材①:クッションフロア】
・手入れが簡単:汚れがこびりつきにくく、掃除がしやすい。水拭きや掃除機で簡単に清潔に保てます。
・柔らかな踏み心地:柔らかく、長時間の立ち仕事では、膝に負担をかけにくい。
・価格が手ごろ:価格が手ごろで、DIYもしやすい。
・デザインが豊富:豊富なデザインや色から選ぶことができます。
・高温に弱い:熱いものを直接置くと変色や変形が生じる場合があります。直射日光が当たる場所では、年数が経つと変色する場合があります。
【水回りのおすすめ床材②:フロアタイル】
・耐久性がある:長年の使用に耐える素材の強さがあります。
・おしゃれな空間を演出できる:高級感があり、おしゃれな空間を作れます。
・傷がつきにくい:頑丈なため、傷がつきにくいです。
【脱衣所におすすめの床の色】
・明るいグレー:汚れが目立ちにくく、空間も明るく感じられます。
・ベージュ・薄い木目調:温かみがあり、髪の毛やホコリも比較的目立ちにくいです。
【浴室におすすめの床の色】
・明るいグレー:水垢や石鹸カスが目立ちにくく、清潔感も保てます。
・薄いベージュ:柔らかな印象を与え、浴室を広く見せる効果も期待できます。
水回りは、床に水滴が飛び散りやすい場所です。
水滴や汚れがついた場合はすぐに拭き取り、日常的に掃除をすることで床材を長持ちさせることができます。
また、住居の中でも比較的狭いスペースなので、床材のデザインで個性を演出するのもおすすめです。
それぞれの特徴を理解して、ご自身のライフスタイルや好みに合った床材を選びましょう。
家づくりにおいて、床材選びは意外と奥が深いもの。
壁紙や照明などに気を取られがちですが、床は毎日触れる部分であり、部屋の印象や日々の快適さ大きく左右する要素です。
特に水回りは、今回ご紹介したように、デザイン性だけでなく耐久性やメンテナンス性も考慮し、家族構成やライフスタイルに合った床材を選びましょう。
迷った際は、すまいの専門家に相談することもおすすめです。
(漫画:ノラ)
とはいえ、家づくりにおいて、百聞は一見に如かず。
本記事でご紹介したポイントを参考に、住宅展示場や完成見学会に出かけて、さまざまな床材を実際に体感してみましょう。
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