愛犬と住む、リノベーション

父の思いを慈しみながら愛犬たちと暮らす

堅牢な築30年のRC造住宅の一部をリノベーションで広々、快適に。

孫たちが自然と集まる　愛犬と暮らす快適な「終の住処」へ

かつて家族9人が暮らした、築30年RC造の邸宅。

配管の老朽化を機にU氏邸の再生が始まった。

介護で苦労した経験から、自分たちの体が不自由になる前に、住みやすくしようと考えたそうだ。

1階の天井と壁を壊してスケルトンにすると、たくましい構造体が出現。

状態が非常に良かったことから、既存を生かしたリノベーションに。

建築家は、漏水が始まっていた配管類を一新。

天井や壁に断熱材を充填し、ワンフロアで暮らしが完結する間取りを提案した。

2階にあった主寝室は1階に移し、水回りをゆとりあるサイズに。

LDKの真ん中に薪ストーブを配し、暖められた空気はキッチンやダイニング、主寝室を循環する。

壁面に設けた大容量収納は、タモ材を使っていた元の内装イメージを変えないよう、同じ素材でまとめたという。

U氏邸には2歳と16歳のミニチュアシュナウザーがいる。

床は国産のペット用床材を市松に敷設。

奥さまおすすめの滑らない素材で、汚しても拭けばきれいになる。

「新型コロナウイルス禍でも家で楽しく過ごせたのは、父が建てた家と今回のリノベーションのおかげ。

いいタイミングで決断できた」とUさん夫妻。

折々に訪ねてくる子どもたち、孫たちに、亡き父の思い出も手渡せそうだ。

五泉市 U氏邸 House data