すまい

家づくりは何から始める?注文住宅を建てる前にやるべき・決めるべきこと

新潟日報sumica編集部

「新築を考えているけど、いったい何から始めればいいの?」

「なんとなく工務店やハウスメーカーのホームページを見ているけど、どこを比べればいいのか分からない…」

多くの人が初めて経験する家づくり。

建てようと決めたのはいいものの、何から始めればいいのか、どこに依頼すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

「注文住宅の家づくりを始めるときにやるべき・決めるべきこと」

「注文住宅を建てるのにかかる期間」

の2点について解説していきます。

これから暮らしていく注文住宅を理想のかたちにするためにも、今回解説する内容をしっかり読んでから家づくりを進めていきましょう。

注文住宅の家づくりを始めるときにやるべき・決めるべきこととは?

家づくりを始める際には、以下の4つが大切です。

【注文住宅の事前準備で大切なこと】
① 理想の暮らしをイメージする
② 予算を決める
③ ビルダーの情報収集
④ 知識を身につける

ひとつひとつは難しい内容ではありませんが、どのように決めて、どのように調べるのかポイントとなる部分がいくつかあります。

ここからは、それぞれの内容について詳しく解説していきます。

【注文住宅の事前準備①】
理想の暮らしをイメージする

注文住宅を建てるとき、まずは新しい家でどんな暮らし方がしたいのかイメージしてみましょう。

「エアコン1台で快適」
「リビングから庭を眺めたい」
「和室や畳スペースがあるといい」

など、新しい家に欲しいと思う要素を考えながら、家族で優先順位を相談しましょう。

注意点として、具体的な広さや部屋数は理想を追い求めすぎると現実的ではなくなってしまいます。

「なぜ必要なのか」をよく考え、無理のない範囲で希望を伝えられるようにするのがオススメです。

「イメージするのが難しい」「欲しいものが多すぎて絞れない!」という方は、家づくりの先輩たちを参考にするのもよいでしょう。

注文住宅を建てた友人・知人はもちろん、Instagramをはじめとしたネット上でも注文住宅を建てた人が暮らし方やどのように家づくりを進めたかを発信しています。

sumicaでも新潟で活躍する人の仕事や人生、そしてくらしを紹介する連載インタビューがあるので、こちらも参考にしてみてください。

参考 サムネイル画像

マガジン わたしとくらし | 新潟日報Sumica

【注文住宅の事前準備②】
予算を決める

注文住宅の家づくりで最も大雪とも言えるのが資金計画です。

人生最大の買い物となる注文住宅ですので、どこにどれだけのお金をかけて、どのように返済していくのかを考えるのは非常に大切です。

特に注意していただきたいのは、家づくりでは土地と建物だけでなく、地盤調査や登記といった諸費用も発生することです。

資金計画の際は、これらも加味して予算を割り振りましょう。

いきなり土地を購入したり、住宅展示場や見学会で理想形ばかり見てしまい、家づくりがうまく進められなかったというのは、典型的な家づくりの失敗談です。

お金に関しては人任せにせず、自身でしっかりと計画することが家づくり成功のカギといえます。

よくわからないという人はsumicaの住宅ローンシミュレーションを利用して資金計画のきっかけにしたり、専門家へ相談してみるのもよいでしょう。

【注文住宅の事前準備③】
ビルダーの情報収集

暮らしのイメージ、資金計画ができたら、次は建築を依頼する工務店、ハウスメーカー、設計事務所といったビルダーの情報収集を進めましょう。

ビルダーにはそれぞれ得意としているデザインや設計スタイルがあります。

自分の住んでいる、建てたいと思っている地域にどのようなビルダーがいて、どこが一番マッチしているのかを知ることが、注文住宅ではとても大切です。

ハウスメーカー、工務店、設計事務所といった住宅会社の形態にも相性がありますが、こちらは以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はこちらも読んでみてください。

ハウスメーカー、工務店、建築・設計事務所の違いについて【家づくりのパートナー】

SNSや住宅情報誌、工務店サイトなどを見ながら、希望する内容やデザインの好みと合うビルダーを探してみましょう。

sumicaでは新潟県内のビルダーの施工写真を、好みや場面ごとに見ることができるので、こちらもぜひ活用してください。

【注文住宅の事前準備④】
知識を身につける

家づくりの前にやっておきたいことの最後は、「最低限の知識を身につける」ことです。

断熱性能、耐震性能をはじめ、家づくりには様々な数値や基準があります。

これらを知らずにいると「高気密・高断熱」「地震に強い」といったビルダーのアピールポイントに対して、どのような違いがあるのか分からなくなってしまいます。

知り合いやビルダーからのアドバイスを聴くことも大切ですが、言われるがままになってしまうと理想通りの家づくりにならず、後で後悔してしまうかもしれません。

自分の求める暮らしにはどんな性能が必要で、家を建てるまでに何が必要なのか、最低限の知識は押さえておきましょう。

sumicaにもすまいに関するコラムが多数あるので、こちらもあわせて読んでみてください。

注文住宅を建てるにはどれくらいの期間がかかる?

ここまで家づくり前に準備しておきたいことを解説してきましたが、実際に注文住宅が出来上がるまでどのくらいかかるのでしょうか?

土地の有無や大きさなど様々な条件によって変動しますが、注文住宅が完成するまでにはおよそ8ヶ月〜15ヶ月ほどかかるとされています。

建売住宅と違い、注文住宅では仕様や間取りをひとつひとつ決めていく必要があるため、どうしてもこれだけの時間が必要になります。

土地選びも重要で、理想の土地が見つからないとそれだけで半年以上かかってしまうことも。

そのため、住み始めたい時期の1年前には家づくりの準備をはじめることをおすすめします。

まとめ

今回は家づくりを始めるときにやるべき・決めるべきことについて解説しました。

実際に家づくりが始まると、ローンの申請や土地、間取りデザイン、設備など、考えなければいけないことがいくつもあります。

もちろん家づくりのプロであるビルダーや不動産業者、ローンを申請する銀行スタッフなどアドバイスをくれる専門家も頼りになりますが、「分からないから」とすべてを丸投げしていては、自身の理想とはかけ離れた家になってしまい、せっかくの注文住宅で後悔することになるかもしれません。

あなたの本当の理想は、あなた自身にしか分からないからです。

家づくりを成功させるためにも、今回のやるべき・決めるべきことをしっかり確認し、自身の理想を明確にしてから注文住宅に臨みましょう。

なお、「これから家づくりを始める」という方にはsumicaの相性診断テストをやってみるのもおすすめです。

県内50社以上の住まいのパートナーを掲載しており、診断結果に応じておすすめできる複数の会社へ、一括で資料請求や相談の問い合わせができます。

診断内容がそのまま家づくり前に押さえておきたい要素にもなっているので、ぜひ一度お試しください。

 

(監修/(株)新潟家守舎)