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くらし

【エシカルアクション⑥】家庭菜園、ハーブを育てよう~コンポストと「リボベジ(再生野菜)」~

庭山愛子(株式会社エイト代表)

前回は【エシカルアクション⑤】出来るだけ近くのモノを~地産地消のススメ~というテーマでご紹介しました。

今回は私たちの会社が掲げるSDGSの8つの目標「エイトマインド」内の6番目「家庭菜園、ハーブを育てよう」についてです。

上記の「エイトマインド」を通して

エシカルな暮らしを「日常生活に取り入れやすく継続しやすい」ものとして活用できるようご紹介させて頂きます。

家庭菜園を始めてみませんか?

今回はエイトマインド6「家庭菜園、ハーブを育てよう」についてです。

新潟は日本では北海道に次いで耕地面積が広い県です。

稲作はもちろん、畑で採れたばかりのお野菜をいただく機会もあるなど、おそらく多くの新潟在住の方にとって農業は身近な存在ですよね。

しかし日々の生活の中で「畑でお野菜を育てましょう」というのは、割とハードルが高いのが現実。。
そこで、もっと気軽にできる、家庭菜園を始めてみませんか?

我が家ではベランダのプランターで小松菜と水菜、ルッコラやリーフレタスなどを育てています。
お味噌汁に入れたい時など、さっとベランダに出て必要な分だけ野菜を収穫しています

スーパーに行かずに新鮮なお野菜をすぐに手に入れることができるってすごく便利です。

収穫など作業がしやすい様にプランターは台の上に置いています

農薬も一切使用していないので虫がついている事もありますが。。

虫さんが食べに来るくらい美味しいお野菜なんだなって思いながら心を無にして虫を取り除きます(笑)

家庭菜園は食育にも効果的

家庭菜園は子どもへの食育にも効果的です。

お野菜があまり得意ではなかった子どもと種から育てたお野菜を収穫し、一緒に調理することで嘘みたいに喜んで食べてくれます。

私たち人間は植物、動物、土壌といった生態系の働きの恩恵を受けています。

これは当たり前のことですが、普段の生活の中ではなかなかそれを感じる機会はありません。

特に子どもたちは自然に触れることで本来人間が持っている五感が刺激され、発想力や好奇心などの感性が育まれるといわれています。

我が家では毎年祖父の畑で芋掘りをしています

ベランダという限られた空間の中であっても、小さな自然に触れることは大切です。

本や動画を通じて身につく「知識」とは異なり、リアルな体験を通して「生命の大切さ」を直接感じながら学ぶことができます。

さらに人間にとって自然に触れるということは実際に生命の大切さを学べるだけでなく、精神面でも良い影響があるという実験結果もあります。

コンポストで楽しくエコな堆肥作り

私の祖母や母親がやっていた事もあり、私自身も自宅(戸建て住宅)で、生ごみなどから堆肥を作るコンポストをしています。

しかし、別宅のマンションではコンポストは難しいと諦めていました。そんな中、2年前にベランダでもできるというコンポストを見つけ、以来自分で作るようになりました。

庭に据え置きで設置するコンポストとは違ってベランダコンポストは「土に還る」過程が目に見えるので、すごく面白いです。

私はお花が大好きで、ガーデニングが趣味ですが、土いじりって無心になれてすごくリフレッシュできるんです。

自分で作った栄養たっぷりの土で育てた新鮮なお野菜の味は感動ものです!

発芽した小さな芽たち。土も自作です!

我が家では土だけでなく液肥も作られるタイプのコンポストを愛用していて、出来上がった液肥は排水溝などのお掃除や観葉植物にも使っています。

他にも屋内用として使用できるおしゃれなデザインのものから段ボールなど廃材を活用したものなど様々な種類のコンポストがあります。

ぜひライフスタイルに合ったコンポストを見つけてみてください

我が家のユーカリ。栄養たっぷりの液肥のおかげで植物も元気!

家庭ごみの20%近くが生ごみといわれています。

コンポストをすることで生ごみの量が劇的に少なくなります!

私はお野菜やフルーツの皮は愛おしい栄養の塊にしか見えず、捨てることができません(笑)

ベランダという狭い空間に小さな循環が形成され、自然との一体感を感じることができる。もう大興奮しちゃいます(笑)

小松菜やほうれん草、水菜、チンゲンサイ、ラディッシュなどこれらはすぐに収穫もでき、農業の知識がなくても失敗なく育てることができます。

「リボベジ」で、気軽に家庭菜園を始めよう

これからの季節は気温も低く虫の発生も少ないので、ぜひ気軽に家庭菜園を始めてみてください。

プランターよりも簡単にできて、よりお手軽な家庭菜園としてオススメなのが、キッチンの窓辺など日当たりの良い所に置くだけの「再生野菜」栽培です。

根のついたネギ、ニンジン、大根、豆苗、ハーブ類を水の入った容器に入れるだけ。リボーン(再生)ベジタブル(野菜)を略して「リボベジ」とも呼ばれています。

リボベジは畑などで栽培するよりも早く収穫できちゃうというメリットもあります。

家計の節約にもなる上に廃棄される生ごみも減るという、いいことづくし!

容器は切ったペットボトルや牛乳パック、空き瓶などをリユースしたり。

特にハーブはにょきにょきと繁ってくるのでガラスなどおしゃれな器に入れて並べておくとグリーンが映えて気分も上がります。

今はSNSでもおしゃれな家庭菜園の情報がたくさん溢れています。

リボベジを育てているとしみじみ思うのですが、野菜のもつ生命力の強さって本当にスゴイです。

水や日光だけでなく愛情もたっぷり注いだお野菜。身近な植物や野菜の恵みに感謝しながら過ごす事はとても満ち足りた気持ちになれます。

自分や家族の健康や生活環境を守るだけでなく、地球全体の自然や生態系にも思いをはせて暮らす。

落ち葉も作物を育てる上で立派な栄養

「こんな小さなことに、意味があるのかな」なんて思いがちですが。。

 

あなたの「小さな変化」が、これからの世界を変える大きな原動力になるのです。

気軽に、できるところから始めてみましょう!

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