【わたしとくらし】大嶋屋呉服店/着物ライフスタイルサロン大嶋屋 大嶋美樹子さん(後編)
新潟で活躍する人の仕事やくらしを紹介する「わたしとくらし」コーナー。
前編のわたし編では、自宅の一部をリノベーションした着物サロンを拠点にさまざまな活動をする大嶋美樹子さんに話を聞きました。
今回は、後半の「くらし編」。
祖母の介護で帰郷したのをきっかけに、「継ぐ気はなかった」という呉服屋として生きていくことを決めた大嶋さん。
1日の過ごし方や、日々のくらしについて語っていただきました。
✅和風住宅のリフォームを考えている
✅自宅を店舗にリノベーションしたい
✅古いものを受け継いで使いたい
…こんな方には特にオススメの内容です。
今のお住まいにはどれくらい住んでいますか?
祖母と暮らすために帰郷してからなので、2005年頃からですね。
その頃はもちろんサロンではなく、普通の民家でした。
1階の約半分のスペースをサロンとして2019年にリノベーションしました。
1階の奥には仏間などがそのまま残してありますが、お客さまからお預かりしているきものの保管やお着替え部屋として使っています。
プライベートな空間は2階にある3部屋ですが、朝などは1階のサロンスペースで過ごす時間も結構ありますね。
2階は昔のままです。
両親が昔から呉服屋の仕事で忙しく、子どもの頃は週末になるとこの家で過ごすことが多かったんです。
だから私にとっては大好きな祖母と過ごした大切な空間です。
1日の主なスケジュールついて教えてください
朝は5時に起きて、1階の神棚と仏壇にお参りをします。
その後はサロンでコーヒーを入れて、メールチェックしたりします。朝食は取りません。
7時半くらいまでは仕事の計画を立てたりする集中タイムですね。
8時頃から掃除や洗濯をして、それからきものに着替えてからは、お客さまのための時間です。
だいたい10時頃からお客さまをお迎えします。
サロンは基本的に1日2組限定なので、お客さまは午前と午後お一人ずつ。
昼間に来ていただくのが難しい方もいらっしゃるので、夜に着付けレッスンをすることもあります。
お客さまをお迎えしない日は納品や打ち合わせ、県外への仕入れなどで飛び回っていることが多いですね。
家で食事をすることは少なくて、お客さまとのランチやディナーも含め、外食することが多いです。
寝る時間はだいたい12時以降。
お気に入りの空間や過ごし方は?
今は、静かな朝にサロンでコーヒーを飲みながら庭を眺めることですね。
サロンを開くまでは庭のことがよく分からず、庭の管理=負担と考えていたこともあったのですが、少しずつ庭のことが分かるようになってからは、ぜいたくな時間だと感じています。
お気に入りの道具などはありますか?
祖母が使っていた物を今でもいろいろと使い続けています。
サロンで使っている壁掛け時計もその一つです。
きものもそうですが、いい物は長く使えるものが多く、それを受け継いで使っていくことが好きですし、大切だと思っています。
1階のリノベーションの際には設計士さんに、できるだけ残せるものは残したいというお願いをしました。
最後に、理想の暮らしについて教えてください
プライベートでこうしたいというのはあまりなくて、海外旅行に行きたいくらいですね(笑)
今はとにかく仕事を一生懸命やって、一人でも多くのお客さまに「この店を選んでよかった」といってもらえるようになりたいです。
京都などでは、宿泊しているホテルからパーティーなどに参加するときに、きもののレンタルや髪のセットなどをお部屋でできるサービスがあります。
新潟のホテルにも着替え室はあるのですが、自分の部屋だけで完結できる環境がないので、このサロンでそういうことをできるようにしたいですね。
まだ先は長そうですが、がんばります。
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大嶋屋呉服店/着物ライフスタイルサロン大嶋屋
TEL. 025-385-7613
新潟市江南区旭 ※詳細は予約の方にのみお知らせ
ホームページ https://oshimayagofukuten.com/
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