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【ZEH特集①】ZEH住宅のメリット~住まい通信 すまっしゅ vol.219~

住まい通信すまっしゅ

家庭で使うエネルギー消費量を抑え、かつ快適な暮らしを実現するため、今政府はZEH(ゼッチ)の普及に取り組んでいる。

そもそもZEH住宅とは何なのか、建てたときのメリットについてなど、ファイナンシャルプランナーの小川洋平さんに話を伺った。

clientsbenefit

小川洋平さん 代表

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニングの資格を持つ

 ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略語だ。

高断熱材の使用や、省エネ設備の導入で従来の住宅よりエネルギー消費量を抑え、さらに太陽光パネルなどを設置することで創エネを実現。使うエネルギーよりも創り出すエネルギーが上回ることで、消費電力がゼロもしくはそれ以下という住宅のことを指している(テレビやパソコン、冷蔵庫などの家電の消費エネルギーは除く)。

高断熱化とは、断熱性能が高い壁や窓、玄関ドアなどを採用することで、家中を一定の温度に保ちやすくして、快適に過ごすことができる環境を作ることをいう。

「暖房設定24度、冷房設定27度で、24時間エアコンを使用したとしても、ZEH基準住宅の場合、再来年からすべての新築住宅に義務化される省エネ基準住宅よりも、年間の光熱費が5万円近く抑えられるという試算が出ています」と、小川さんは解説する。

さらに居室と廊下や脱衣所などの温度差を減らすことで、ヒートショックのリスクも軽減できるのだ。

省エネ設備としては、たとえば電球形LEDランプを使うことで、一般電球に比べて年間消費電力量が86%カットというデータもある。また意外に電気代が掛かっているのが給湯設備だ。

小川さんによると「全国平均だと給湯設備はエネルギーの中で一番大きなウエートを占めており、消費電力の3割以上になる」という。こちらは大気中の熱と少しの電気を使ってお湯を沸かす給湯器、エコキュートなどを使うことで、消費電力を抑えることが可能だ。

次号では、実際にZEH住宅を建てるときの補助金、借入金利、税制優遇などについてお届けしたい。  

■協力:clientsbenefit代表、小川洋平さん
■取材・写真・文・編集:和田明子、和田竜哉(リバティデザインスタジオ)

※住まい通信すまっしゅ2023/9/14掲載


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