【家づくり体験談】灯油、ガス、電気?後悔しない選び方と住宅光熱費の節約ポイント
新潟県のリアルな家づくり体験談をマンガで紹介する「sumica調査隊」。
今回は、“住宅の給湯器・暖房機器の選択について、後悔している人”について。
本記事では、暖房機器の選択にまつわる
✅読者の体験談(後悔&失敗エピソード)
✅灯油、ガス、電気を使った暖房機器の特徴
✅変動する光熱費と上手に付き合うポイント
を解説します。
住宅の光熱費にまつわる後悔&失敗談
読者の方から寄せられた、住宅の光熱費にまつわる後悔&失敗エピソードをご紹介します。
約20年前。ガスの基本料金をなくしたいと思いオール電化にしようか悩んだ結果、床暖房や給湯関係は電気ではなく灯油式にすることにしました。
しかし、当時の灯油価格は今の半分以下。こんなに価格が上がるとは誰が想像したでしょうか。
今からでもオール電化にしようか悩んでいます。(読者アンケートより)
…今回ご紹介したエピソードのように、
「給湯器や暖房機器は入念に選んだつもりだけど、燃料価格の変動を考えていなかった」というのは、実はよくある話です。
では、このような光熱費の思わぬトラブルを避けるにはどうすれば良いでしょうか。
特に新潟県の場合、「冬をいかに快適に過ごせるか」という点は生活の質に直結します。
まずは、灯油、ガス、電気を使った暖房機器の特徴について順番にご紹介します。
【どれが安い?】灯油、ガス、電気を使った暖房機器の特徴
お湯を出す、お風呂に入る、室内を暖める、など日々の生活に欠かせない給湯器・暖房機器。
灯油、ガス、電気。どれを選ぶのが結局一番お得なのか。
いざ情報収集を開始しても、「結局よく分からない…」と、かえって悩んでしまうことはありませんか?
そこで、灯油、ガス、電気を使った暖房機器の一般的なメリット・デメリットについてまとめました。
【灯油】を使った暖房機器の特徴
【灯油のメリット】
①部屋が早く温まる
短時間で部屋を暖められるので、寒い季節でも迅速な暖房効果が得られます。
②手頃な価格から購入可能
多様な価格帯の製品があり、予算に応じて選びやすいです。
③移動が簡単
暖房機器を別の場所に比較的簡単に動かすことができます。
【灯油のデメリット】
①燃料補充が必要
定期的に灯油を購入し、タンクに補充する手間がかかります。
②においがする
燃焼時に独特のにおいが発生することがあります。
③灯油の保管場所が必要
灯油を安全に保管するためのスペースが必要です。
【ガス】を使った暖房機器の特徴
【ガスのメリット】
①燃料補充が不要で扱いやすい
灯油のように燃料補充の手間がかからず、軽量のため扱いやすいです。
②部屋が早く温まる
短時間で空間を暖めることができます。
③部屋が乾燥しにくい
ガスの燃焼により水蒸気が発生するので、乾燥を気にする必要がありません。
【ガスのデメリット】
①ガス栓が必要
ガス栓とつなぐため、配管工事が必要な場合があります。
②慎重な取り扱いが必要
ガス漏れや火災のリスクがあるため、慎重な取り扱いが必要です。
③設置場所の制約
ガス栓とつなぐ必要があるため、設置場所が限られます。
【電気】を使った暖房機器の特徴
【電気のメリット】
①燃料補充が不要
燃料の購入や暖房機器への補充がなく、コンセントを差し込むと使用できます。
②安全性が高い
やけどや火災のリスクが低いため、扱いやすいです。
③においがない
燃焼させずに部屋を暖めるので、においが発生しません。
【電気のデメリット】
①停電時に使用不可
停電時には使用ができません。
②暖房効果が遅い
灯油やガスの暖房機器に比べ、部屋が暖まるまで時間がかかりやすい傾向にあります。
③部屋が乾燥しやすい
空気を直接暖めるため、室内が乾燥しやすくなります。
光熱費と上手に付き合うポイント
新築・改築時にベストで選択したと思っても、燃料価格が約2倍になった今回のエピソードのように、将来、燃料価格が高騰する可能性はあります。
給湯器や暖房機器の購入時には、初期費用をしっかり検討することが重要です。
一方で、将来の変動幅が予測しにくい燃料費についても、「光熱費を含めた住宅のランニングコストは変動するもの」と予め認識しておくことがポイントです。
こうした不測の事態に備え、日々の家計を賢くやりくりできると良いでしょう。
その他、光熱費を抑えるために、以下のような工夫もおすすめです。
【工夫①】寝室ではオイルレスヒーターを使用する
使用時刻を設定できるタイマーを活用し、効率的に暖房を管理します。
【工夫②】勉強部屋ではエアコンと電気ストーブを併用する
足元を暖めることで、全体の暖房効率を高めます。
【工夫③】災害時用として、電池で着火できる石油ストーブを用意しておく
停電時にも暖を取ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
光熱費が家計にとってどのくらいの負担になるかは、主に以下の状況によって決まります。
✅燃料の単価
✅使用時間や時間帯
✅部屋の広さ
また、省エネ家電や住宅の断熱・暖房対策として各種補助金を活用できるケースもあります。
とはいえ、自分たちの判断だけで「適切な暖房機器」を選択することは、とても難易度が高いのも事実。
灯油、電気、ガスなどの特徴をよく理解した上で、「住宅のランニングコストは変動する」という点を考慮して検討することが大切です。
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