冬でもあったか!環境に配慮したローカルライフスタンダード(池田組)の快適モデルハウスを味わおう
現在、パッシブハウス認定を申請中という池田組のモデルハウス(長岡市宝地町)をご紹介します。
パッシブハウスとは、ドイツのパッシブハウス研究所が開発した省エネ住宅の建築手法のこと。
簡単に説明するならば、家全体の断熱性能を高め、自然エネルギーを活用することによって冷暖房エネルギー消費の少ない暮らしができる住宅です。
こちらのモデルハウスも、エアコン1台だけで全館空調が可能という、環境にもお財布にも優しいお宅なのです。
【池田組の家づくりポイント①】外壁は国産杉、経年変化が楽しめます
外壁には国産杉を使用しています。
エイジング塗料を使うことで最初から経年した木の風合いを演出しました。
また塗料は壁を保護する役割も果たしています。
壁の色は、時と共に味のあるグレーに変わっていくそうです。
大きな庇を設けたのは、雪などの悪天候でも玄関の出入りに不自由がないようにという思いから。
「ただ新しい家を建てるだけでなく、そこで暮らすことによって心が豊かになるライフスタイルも提案したい」と池田組専務の池田雄一郎さんは話します。
「そのひとつのこだわりが『縁側』です。内と外を繫ぐ場として景色をゆっくり眺めたり、庭作りを楽しんだりするきっかけになったらいいですよね」
【池田組の家づくりポイント②】玄関からほんのりあったか
家に入って驚いたのは、その暖かさ。
玄関ドアを開けた瞬間にほっこりとした空気に包まれました。
暖房機器はどこにも見当たらないのになぜ?と思いきや、床下にスリットがあり、そこから暖気が流れ出ていました。
ちなみにこちらの住宅の暖房は、ダイニングに設置した6畳用のエアコン1台のみ。
この1台で、室内温度を20度程度に保っているのです。
さらに、暖房の気になるランニングコスト(屋根に載っている太陽光発電を加味しない状態)は、なんと年間1.5万円程度になるというシミュレーション結果が出ているそうです!
【池田組の家づくりポイント③】さりげなくセンスが光る木の造作
こちらはリビングダイニングのダイニング部分。
浴室やトイレ、ランドリースペースなどの水回りは、奥に見える扉の向こうにあります。
家事動線が直線なため、非常に家事がしやすい間取りだと感じました。
階段下左側の、木製の造作にぜひ注目を!一見すると京町家などにある垣根「犬矢来(いぬやらい)」のようですが、実はエアコンの目隠し格子なのです。
木で統一されたインテリアの雰囲気を守るため、細かい部分にも手を抜かないセンスの良さが感じられます。
【池田組の家づくりポイント④】やすらぎのリビングと和室
ダイニングが「動く場」としたら、リビングは「たまる場」と池田さんは表現しました。
オフの時間をゆったり過ごせるように、3畳の和室は小上がりにして「こもり空間」のような演出をしています。
リビングの注目ポイントは、壁紙と障子です。
「地域の素材を使う」という試みのひとつとして、長岡市小国地域の小国和紙をあしらいました。
和紙の壁紙は2階の子ども部屋にも使われており、そちらはお好みの色を自分で塗ることが出来るようになっています。
また屋根には阿賀野市の安田瓦を、柱材は新潟の杉を採用しました。
【池田組の家づくりポイント⑤】木を無駄にしないデザイナー家具
2階は子ども部屋が2室と主寝室で、4人家族を想定した造りになっています。
こちらは階段を上がってすぐのフリースペース。
子どもたちの学習の場として使うことも出来ます。
また、吹き抜け空間の天井には表面にリブスリットが入った木材が使われています。
表面積を多くすることで吸音性を高める効果があるのだとか。
このスリット天井は1階にも使われており、吹き抜け空間で音が響きすぎるのを防いでくれます。
まとめ
池田組のモデルハウス、いかがでしたか。
こちらの住宅はまだまだ進化中で、今後春にかけては庭作りに取り組み、縁側の良さをじっくりと味わえるような環境を整えていくそうです。
ほかにも水回りに配された木製の収納、真鍮製の門灯など、紹介しきれなかった魅力的なポイントがいくつもあります。
そして何より驚いたのが、その快適さです。
是非体感してみてはいかがでしょうか。
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