くらし
「実のなる植物」を楽しむ ポタジェガーデン
新潟日報sumica編集部
ポタジェガーデンとは
野菜やフルーツ、ハーブと一緒に、花や樹木も植えて楽しむ「ポタジェガーデン」が注目されている。
初心者にも育てやすい植物を「グリーンランドエデン」取締役の大橋真澄さんに尋ねた。
新築の記念に育てて楽しむ植物を
「家をつくるとき、シンボルツリーだけでなく、実のなる植物を提案したい」と話す大橋さん。
庭やベランダ、鉢植えで果樹を育てることができるという。
「垣根にブドウやキウイなど、つる性植物をつたわせて、日除けや目隠しにするのもいいですね」
鉢植えで人気の2種
新潟で育てやすい3つの果樹
大橋さんが新居の庭にすすめるのは「フェイジョア」。
5~6月に咲く花が美しく、10月下旬から11月上旬には、甘酸っぱい果実を収穫できる。
おすすめ3果樹
「ポポー」は地植えすると高さ10メートルくらいまで大きくなり、9月から10月くらいに、栄養価の高い果実をつける。
「ヘーゼルナッツ」はセイヨウハシバミの果実の核で、9月ごろに実を結ぶ。いずれも耐寒性が高く、新潟でも育てやすい。
屋内植物に香りが楽しいハーブ
ベランダや屋内で、手軽に育てることができる品種が多いハーブ。料理やハーブティーなどに使え、花や香りも楽しめる。
ローズマリーには上に伸びる「立性」と、地をはう「ほふく性」タイプがある。
寒暖に強く、挿し木でも根付きやすく、繁殖力がある。
300種類以上あるといわれるタイムも丈夫だが、多湿に弱いので、水はけの良い土選びが肝心だ。
おうち時間を充実させるガーデニング
基本的に木や草花を植えるのは春先。
夏季は乾燥しないよう水やりに注意して肥料を与えるなど、植物の育て方は購入の際に園芸店で確認したい。
「自家製の野菜や果物を家で味わえたらすてきですよね」と大橋さん。
植物や野菜を育て、家族みんなで収穫し、とれたてのフルーツや野菜、ハーブを使った料理が並ぶ食卓を囲む。
新しい家での生活をより豊かに彩る時間は、家族にとって忘れられない記憶になるだろう。