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くらし

「実のなる植物」を楽しむ ポタジェガーデン

新潟日報sumica編集部

ポタジェガーデンとは

野菜やフルーツ、ハーブと一緒に、花や樹木も植えて楽しむ「ポタジェガーデン」が注目されている。

初心者にも育てやすい植物を「グリーンランドエデン」取締役の大橋真澄さんに尋ねた。

「グリーンランドエデン」取締役

大橋真澄さん グリーンアドバイザー2級造園施工管理士

1967年、植木や花苗など幅広く扱う園芸専門店「グリーンランドエデン」を設立

新築の記念に育てて楽しむ植物を

「家をつくるとき、シンボルツリーだけでなく、実のなる植物を提案したい」と話す大橋さん。

庭やベランダ、鉢植えで果樹を育てることができるという。

「垣根にブドウやキウイなど、つる性植物をつたわせて、日除けや目隠しにするのもいいですね」

鉢植えで人気の2種

(左)オリーブは基本的に戸外で育てる。
(右)ブルーベリーは寒冷地の生育に適し、実のなる回数が1年に1回だけでなく2回の品種もある

新潟で育てやすい3つの果樹

大橋さんが新居の庭にすすめるのは「フェイジョア」。

5~6月に咲く花が美しく、10月下旬から11月上旬には、甘酸っぱい果実を収穫できる。

おすすめ3果樹

(左)地植えすると高さ5~6メートルにもなるというフェイジョアは垣根にも。
(中)ポポーは植えてから3年ほどすると急成長する。
(右)ガーデニング初心者も育てやすいヘーゼルナッツ。

「ポポー」は地植えすると高さ10メートルくらいまで大きくなり、9月から10月くらいに、栄養価の高い果実をつける。

「ヘーゼルナッツ」はセイヨウハシバミの果実の核で、9月ごろに実を結ぶ。いずれも耐寒性が高く、新潟でも育てやすい。

屋内植物に香りが楽しいハーブ

人気のハーブ
花も目を楽しませてくれるローズマリーと、手でそっと触るだけで、爽やかな香りが立ち上るタイム

ベランダや屋内で、手軽に育てることができる品種が多いハーブ。料理やハーブティーなどに使え、花や香りも楽しめる。

ローズマリーには上に伸びる「立性」と、地をはう「ほふく性」タイプがある。

寒暖に強く、挿し木でも根付きやすく、繁殖力がある。

300種類以上あるといわれるタイムも丈夫だが、多湿に弱いので、水はけの良い土選びが肝心だ。

 

おうち時間を充実させるガーデニング

基本的に木や草花を植えるのは春先。

夏季は乾燥しないよう水やりに注意して肥料を与えるなど、植物の育て方は購入の際に園芸店で確認したい。

「自家製の野菜や果物を家で味わえたらすてきですよね」と大橋さん。

植物や野菜を育て、家族みんなで収穫し、とれたてのフルーツや野菜、ハーブを使った料理が並ぶ食卓を囲む。

新しい家での生活をより豊かに彩る時間は、家族にとって忘れられない記憶になるだろう。

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