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長岡市の空き家バンクと補助金制度~住まい通信すまっしゅ vol.218~

住まい通信すまっしゅ

これまでも何度かお伝えしてきた空き家問題。

行政も民間もこの課題解決に取り組んでいるが、今回は長岡市が行っている「空き家バンク」と、それに関する補助金制度についてご紹介したい。

今年度から対象要件が変わった部分や、申請時に気を付けるポイントなどを担当者に聞いた。 

現在、長岡市にはおよそ2,300件の空き家がある。市では対策のひとつとしてウェブサイト「空き家バンク」を運用し、空き家を売りたい・貸したい所有者から、手頃な価格で住宅に住みたい人への橋渡しを行っている。

長岡市の空き家バンクには現在、25件の物件が登録されており、うち7件が商談中だ。街なかエリアの物件のほか、郊外の菜園用地のある家、海岸近くの家など、さまざまなタイプが登録されている。

登録物件を購入した人に対しては、家財道具の処分やハウスクリーニングにかかる費用に支給される「空き家片付け・清掃事業」、水回りのリフォームや消雪設備整備などの費用が対象となる「空き家活用環境整備事業」という2種類の補助金が用意されている。補助額は片付け・清掃事業が最大10万円、活用環境整備事業では最大10万から50万(建築年により上限が異なる)だ。

補助を利用できるのは、空き家バンクに登録されている物件を購入し、なおかつその家を2年以上使用する人だ。申請は購入見込みの時点から可能で、昨年度は購入後3カ月までが対象だったが、今年度から購入後6カ月までに延長された。

気を付けてほしいのは、工事の契約や着手は必ず補助金の交付決定後に行うということだ。申請さえすれば、交付決定を待たずに進めても良いと誤解した人がいて、補助金が取り消しになった事例もあるという。

「書類の不備などでも、思わぬ時間がかかることもある。工事完了後の報告書提出は来年2月末までだが、余裕を持って早めに動いてほしい」と市の担当者は話した。

 

※空き家バンクの登録状況は、2023年7月23日現在のもの

■担当窓口:長岡市都市整備部 都市政策課(TEL 0258-39-2265)
■取材・写真・文・編集:和田明子、和田竜哉(リバティデザインスタジオ)

※住まい通信すまっしゅ2023/8/10掲載


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