• TOP
  • マガジン
  • 【瀬賀工務店の平屋】木の温もりに包まれながら、父が丹精込めた庭を眺めたい~大規模リノベーション~
すまい

【瀬賀工務店の平屋】木の温もりに包まれながら、父が丹精込めた庭を眺めたい~大規模リノベーション~

新潟日報sumica編集部
PR
PR

住み慣れた家を生まれ変わらせる、そのきっかけとは

家屋の老朽化、ライフスタイルの変化や家族の増減でリフォーム&リノベーションを考える方は多いと思います。

今回ご紹介するKさん家族は「父が丹精込めた庭を見ながら暮らしたい」という思いから、長く暮らした住まいの大規模リノベーションを決意しました。

さまざまなタイミングが重なり、大規模リノベーションへ

新潟市郊外で暮らすKさん家は、代々続く野菜農家。

以前は広々とした2階建てで、Kさんの両親とKさん夫婦、2人の娘さんの6人が暮らしていたそうです。

「若い頃は気づかなかったのですが、父が丹精込めた庭が本当に美しいのです。20年前に母を、一昨年に102歳だった父が亡くなりました。2階で暮らしていた娘たちもそれぞれ独立し、60歳を超えた私たち夫婦の2人暮らしになりました」と語るKさん。

両親をしっかり見送れたことから、いずれ階段の上り下りがつらくなることも見越して、最後の大仕事を、と思いました。

54年前に建てられた旧宅は、住まいの一等地に仏間を置く昔ながらの造りだったそうです。玄関は広く、仏間と座敷の続き間が並び、茶の間や食堂は日当たりの悪い裏手に位置していました。

そのため、広々とした庭は朝夕の折にちらりと見るだけだったそうです。

Kさんは「若い頃は、父が長年にわたり手入れをしてきた庭にそれほど興味がありませんでした。外からも見えますしね。でも父が亡くなってから、家の中からも庭をもっと見ていたいと思うようになりました」と語ります。

夏は涼しく、冬は暖かく。いつも笑って暮らしたい

奥さまは、旧宅の寒さと暑さをなんとかしたいと思っていました。

「明るい室内が好きだった義父は西向きの台所に大きな窓を設けていたので、夏の夕食づくりは本当に大変でした。その一方で茶の間や居室は暗く、冬は隙間風が寒かった。夏は涼しく冬は暖かい明るい家で暮らしたいというのが希望でした」

リノベーションを依頼したビルダーは、Kさん夫婦の思いを丁寧にヒアリング。

Kさんが希望予算を伝えた際は「十分です。いいものを作ります」と答えてくれて、外観を含む間取り図を提案してもらいました。奥さまは外観に一目惚れ。

「普通の平屋は嫌だけど、近隣との兼ね合いもあり、突飛な外観にはしたくありませんでした。意外性のある外観と私たちの希望を取り入れてくれた間取り、無垢材をたっぷり使ってくれるところが決め手でした」

「庭を見ながら暮らしたい」という思いは、ウッドデッキのあるリビングダイニングで実現しました。

随所に無垢材を使用、年中楽しみなLDK

キッチンは大容量のパントリーと引き戸でつながっています。

「ダイニングテーブルではなく庭を眺めながら食事もしたい」というKさんの思いに応え、イチョウのテーブルはビルダーの造作です。

床材はサクラ、腰板はヒノキ、キッチンカウンターは木曽ヒノキの一枚板と、無垢材をたっぷり使用しました。

「エアコンの効きが全然違います。冬が楽しみになりますね」。

LDKの一角に敷いた琉球畳スペースには、Kさんの好きなコタツを置く予定だそうです。

「毎朝カーテンを開く幸せを感じますね」とKさんは笑顔で語ります。

職人の技が光る、快適で明るい空間

明るい玄関ホールはエコカラットの壁と高い天井が特徴。

壁面に設けたハイサイドライトから柔らかな光が降り注ぎ、キッチンまで届くように工夫されています。

当初は手すりを設けるつもりでしたが、ビルダーからの提案でベンチを設置。目立たない位置に手すりをつけてもらいました。

玄関の左手には茶の間を兼ねた仏間を設けました。

竿縁(さおぶち)天井にすることで、格調高い空間に。

来客時には客間としても利用しています。

別棟の作業小屋に続く勝手口は、Kさん夫婦が頻繁に行き来する”後ろの玄関”。

「作業着や長靴を入れるクロークをつけてもらい、いつもすっきり過ごせるようになりました。」(Kさん)

洗面脱衣所はランドリールームにも近く、汚れた衣類の下洗いをするスロップシンクを設置。タオル類を収納する便利な棚はビルダーの造作です。

壁面の高い位置にもハイサイドライトを設けたため、今まで暗かった空間も自然光があふれるエリアになり、昼間は照明いらず。

将来を見据えて、この近くには車椅子のまま入れる広いトイレを設けました。

Kさん邸は2階建てだった旧宅の一部屋を残した大規模リノベーションです。

ドラマチックな屋根の形状が印象的な大満足の住まいを手に入れた最大のポイントは「納得するまで業者を探すこと」とのこと。

「家づくりには大きなお金がかかりますし、時間も必要。2社以上の比較も大事です。十分に考えた末に選んだビルダーさんは、どんなお願いにも『大丈夫です』と言ってくださり本当に心強かったですし、実際その通りになりました」仏間と寝室には直射日光の差し込みや雨の吹き込みを防ぐ窓の庇(霧除け)を設けてもらうなど、現場の臨機応変な対応には感謝していると話します。

朝に夕に眺めた現場。住まいのプロとのやり取りも楽しく

毎日の農作業の行き来に、建ち上がっていく住まいを眺めたのは楽しい経験だったそうです。

「ある程度できてから聞くので、今から考えておいてください」と折々に棟梁から言われ、ある程度まで工事が進んだところで棚や収納を棟梁と色々相談して考えた時間も楽しい経験でした」

ビルダーとのコミュニケーションの大切さをKさん夫婦に教わりました。

 

新潟市 K氏邸 House data

家族構成夫婦
延床面積178.35㎡
竣工年月2023年8月21日
設計期間約2ヶ月
工事期間約4ヶ月
工法在来工法
基礎布基礎
断熱材カネライト
外装仕上屋根:三州瓦(平板)/外壁:窯業系サイディング
内装仕上床:サクラ/壁:クロスと珪藻土/天井:桧
設備キッチン:TOTO/バス:TOTO/トイレ:TOTO
開口部窓:YKK/ドア:EIDAI
取材協力(株)瀬賀工務店

 

~瀬賀工務店の会社情報はコチラから~

 

協賛:瀬賀工務店

  • TOP
  • マガジン
  • 【瀬賀工務店の平屋】木の温もりに包まれながら、父が丹精込めた庭を眺めたい~大規模リノベーション~