くらし

【くらしを彩る】おすすめの花7月編~向日葵(ヒマワリ)~

平野保志(グリーン&フラワー「fuller(フラー)」オーナー)

日々のくらしを彩る花。

毎月のおすすめの花とお手入れ方法を紹介しています。

7月におすすめの花:向日葵(ヒマワリ)

夏の花と言えば皆さん真っ先に思い浮かべるヒマワリ。

今月はヒマワリのご紹介です。

ヒマワリ:キク科ヒマワリ属

ヒマワリは漢字で「向日葵」と書きます。

太陽の方向に向かって咲く花と言う意味です。

元気で明るいイメージのヒマワリは太陽のような黄色のイメージが強いですが、とてもバリエーションが豊富でオレンジや赤、白のほか、複数の色が含まれた花びらもあります。

花芯の色も黒の他にグリーンや黄色などがあり、約100種類以上の品種が出回っています。

「サンリッチマロン」

さらに毎年、新しい品種も増えてきています。

「プロカットレッド」

また、ヒマワリは絵画のモチーフとしても数多く描かれてきました。

ゴッホ、モネ、ゴーギャン、マティスなど、有名な画家の名が付いた品種もあります。

「モネのヒマワリ」

ヒマワリの品種「ビンセントシリーズ」は、ヒマワリに魅せられた画家、ビンセント・ヴァン・ゴッホの名前にちなんで名付けられました。

「ビンセントクリアレモン」

向日葵(ヒマワリ)のお手入れ方法

これからの時期は気温も上がり、生ものである切り花の日持ちも格段に悪くなってきます。

そんな中、やはり夏の花ヒマワリは他の切り花に比べ暑さに強く、夏でも長く楽しめる切り花として人気です。

簡単なひと手間でより長く楽しめるようになります。


【STEP1】余分な葉を取り除く

もともと葉の数は少ないヒマワリですが、花に水がたくさん届くように、花の近くの2〜3枚の葉を残し全て取り除きます。

【STEP2】花瓶の水は少なめに

茎に多くの水分を含むヒマワリは水の多い花瓶に入れると茎が先に腐りやすく、枯れる原因になります。 

花瓶の水は少なめに3〜5cmほどの水の量で飾りましょう。

【STEP3】水換えはこまめに

夏は気温が高く、花瓶の水にバクテリアが繁殖しやすい時期。こまめに水換えを行うと花持ちも格段に良くなります。

【STEP4】茎の切り戻しは忘れずに

水の吸いを良くするため、水換えの際に茎の切り戻しを行います。

【切り戻しとは】
水を吸い込む部分(茎の断面)を新しくすることで、水を吸い上げやすくすることができます。
この茎をカットする作業を「切り戻し」と呼びます。

切り口は真っ直ぐに。

斜めに切ってしまうと花瓶の中で切り口の先だけに力が集中してしまい、潰れて傷みやすくなってしまいます。

夏にピッタリの明るい花

これからの時期は外でヒマワリを見かける事も多くなってくると思います。

外に咲くヒマワリは大きく存在感のあるイメージですが、お花屋さんに並ぶヒマワリは飾りやすい小ぶりな大きさが主流となってきています。

「サンリッチオレンジ」

小さなヒマワリを1輪飾るだけで、元気がもらえてお部屋もパッと明るい雰囲気になりますよ。

これから夏本番、おうちのちょっとしたスペースにヒマワリを飾ってみてはいかがでしょうか?