一生の財産となる家 ここまでこだわってくれると もはや痛快

 「いい和室を造れる人を探していたら梅澤建築さんと出会い、話すうちにどんどんすごいものに。神社が使うより良い材を集めてくれました」とIさん。10月に地鎮祭をして、入居は1年以上過ぎた12月。最近ではめずらしいが、棟上げをしてから数カ月間、風雨にさらして木軸を乾かした。こうすると狂いが少なく、長持ちする家となる。こだわりの家とよくいうが、同社は”超”が付くこだわりなのだ。

 梅澤社長も「和室に使った天然物の官木(かんぼく)の糸柾(いとまさ)、赤の柱と長押(なげし)・・・。材だけでも宝物だと思います」と満足そうだ。

 「現場の鍵をもらって毎晩ふたりで見に来ました。柱はもちろん、筋交いの位置までわかります。こちらの要望は言い尽くしたし、梅澤さんもたくさんアイデアを出してくれました」と笑うご夫婦。熱の入った家づくりは一生の思い出。楽しかったという。