
【雪国型ZEH】新潟の高性能ZEH住宅が実現する、一年中快適な暮らしの秘密~後編~【PR】
冬は暖かく、夏は涼しい。そんな快適な住まいで暮らしたい――。
冬の降雪量が多く、夏は高湿度で厳しい暑さになる新潟県でも、「雪国型ZEH」で理想的な住空間を実現することができます。
ZEH(ゼッチ=ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは
外皮の断熱性能を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅のこと」です。
「雪国型 ZEH」は、新潟県の気候にあわせた高断熱で気密性の確保されたZEHのことで、国の基準を上回ります。
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「雪国型ZEH」の家を手掛ける施工者と、実際に住んでいる施主さまにお話を伺いました。
・施主さま:新潟市 Iさん夫妻
・施工業者:マモル建築
●Data
※2025年9月取材
──ZEHの家づくりを始められたのはいつごろでしょうか.
マモル建築 代表取締役 五十嵐守さん(以下 五十嵐さん):2016年くらいからですね。もともと、耐震性能が高く、気密性が確保された高断熱の家を建てて、新潟の冬でも暖かく過ごしてほしいと思っていました。
会社を設立した1997年からしばらくはリフォームがメイン。新築を手掛けるようになるまでは、予算があまりない人でも高性能な家を建てられるよう、費用を安く抑える方法を探求していました。

──御社のZEHの基本的なシステムと工夫は。
五十嵐さん: 大きな吹き抜けをつくり、暖房は床下エアコン、冷房は2階天井裏に設置したエアコンで各部屋に給気し、空気を循環させます。
冷房の場合、1階天井に給気ガラリをいくつか設け、冷房用エアコンの空気取り入れ口に直結させ、効率よく気流を回す工夫をしています。

──高性能住宅をつくるうえでこだわっているところは。
五十嵐さん: 建物の外周全体に高性能グラスウールを充填しますが、お客さまのご予算とUa値を考慮して厚さを変えています。
室内側は防湿フィルムで気密性を高めます。YKKAP社の樹脂サッシAPW330Low-Eペアガラスが当社の標準仕様です。
常に最新の建築基準法に適合した構造計算システムを導入。全棟構造計算し、建材の無駄がなく、丈夫で安全な建物を設計しています。

冬の暖房の温かさが屋外に逃げないよう熱を伝えづらい樹脂サッシを用いており、壁内結露の発生も抑える
──ZEHの良さは。
五十嵐さん:家のどこにいてもほぼ同じ温度というのは魅力的です。ヒートショックや熱中症リスクも少なくなりますし、気持ちのいい家なら自然と家族団らんの時間も増える。太陽光発電でエネルギーをつくれば、売電もできますし、光熱費も安く済みます。

当社ではZEH仕様の際、最大225mmの断熱層にすることも可能ですし、樹脂サッシをトリプルガラスにグレードアップします。
補助金も出ますので、新築の施主さまには基本的にZEHをお勧めしていますよ。
──ZEHを選ばれた理由は。
Iさん奥さま:結婚してからアパート暮らしでしたが、 子どもが生まれ、育てるうちに物が増えて手狭に感じるようになったので新築を決めました。
その後、マモル建築さんが建てた全館空調の家を見学。「こういう家にしたい」と思ったのでお願いしました。

Iさん:私は建築関係の仕事をしているのですが、今までお客さまの高性能住宅を訪れるたびに快適さを実感し、自分が建てるならZEHがいいと考えていたんですよ。
仕事を通じて知り合ったマモル建築さんはZEHや全館空調の家づくりに長けていると分かっていたのでお願いしました。

──住み始めて半年ほど経ちましたが、住み心地は。
Iさん奥さま:アパートは暗くて昼間でも電気をつけていましたし、部屋干しで洗濯物がなかなか乾かず除湿器をフル稼働状態でした。この家では脱衣所に洗濯物を夜干すと朝には乾いています。
寝室ではエアコンから直接冷風が出ないので乾燥し過ぎず、のども痛くならなかったし、子どもの寝冷えもありませんでした。

Iさん:夏は1日中冷房用エアコンを動かしていましたが、オール電化なのに思ったより安く済みました。
家族そろって酷暑の夏を快適に乗り切れましたし、冬も各部屋暖房ではなく床下エアコン1台ですのでそんなに光熱費はかからないと思います。
全館空調の家で家族の時間も充実していますね。



・施主さま:阿賀野市 Mさん
・施工者:水建業
●Data
※2025年9月取材
──いつからZEHの家を手掛けられましたか。
水建業 代表取締役 佐藤朝章(ともあき)さん(以下 佐藤さん): 2019年に受けた建築関係の研修で、住宅のCO2排出量削減を国が急務としていると知りました。ZEHをはじめさまざまな補助金があることも分かり、取り組むことにしました。

──高性能住宅を施工するにあたり、特に重要視しているのは。
佐藤さん:気密性能です。当社は施工工事の途中、断熱材など全て入れてから、壁材を貼る前に気密測定を実施しています。完成前に隙間を特定し埋める作業ができますから、より気密性が確保された住宅になる。
全館空調の換気システムで、隙間がいっぱいあったら、そこから空気が入ってきて効率が悪くなります。また当社は換気まで含めた家全体の熱損失量「Q値」も重視した高性能住宅の実現に努めています。
──第一種熱交換換気システムとパッシブ設計にこだわっていますね。
佐藤さん: 高性能住宅で冷暖房の無駄を削減するために、外気を室温に近付けて給気する第一種熱交換換気システムを導入し、太陽の光など自然エネルギーを最大限に活用するパッシブ設計をしています。
家を建てる土地の特性と季節ごとの太陽高度を計算し、夏は日差しを遮り、冬はできるだけ取り込むよう窓の配置や大きさ、庇(ひさし)などをデザインし、室内を適温に保つ工夫をしています。

──冬は荒天の多い新潟で太陽光発電を疑問視する方もいます。
佐藤さん: 今は太陽光発電の設備が進化していますから、曇りでも発電します。新潟と東京で発電量の差はほとんどないので、私は基本的に施主さまにおすすめしています。

高性能住宅は省エネルギーですから、自宅の太陽光発電量で不自由なく生活できますし、電気代も安く済む。住環境は住む人の健康に直結しています。
家族みんなで健康に暮らすためにも、家づくりの際にZEHを選択肢に入れていただきたいですね。
──ZEHの家を最初からリクエストされたのですか。
Mさん:いいえ、希望したのは吹き抜けと多めの収納、あとは間取りでしたね。水建業さんとは、もう半世紀以上のお付き合いなんですよ。地元で信頼できる施工業者さんとして、以前住んでいた家のリフォームや増築、外壁の張り替えなど、家に関することは全てお願いしていました。

いつもきちんと仕事をしてくださるし、地元でたくさん新しい家を施工されているから、うちの新築も安心してお任せしました。
水建業さんがZEHについて丁寧に説明してくださったので、利点もよく分かりましたね。
──住んでみての感想は。
Mさん: 以前の家は古いエアコンが全ての部屋に1台ずつで、夏と冬の電気代が高かった。長い廊下があり、冬は窓が凍って寒くてね。夏は朝日と西日が屋内にがんがん差し込んでくるから暑い。この家には今年春から住み始めて夏を越しましたが、エアコン1台で家中が涼しくて気持ちよかった。

水建業さんに「リビングのエアコン1台で大丈夫」と言われたけど信じられなくて、実は各部屋にもエアコンをつけたんですが、全く使いませんでした。
夏の電気代も以前の家とは比べものにならないくらい安くてびっくり。以前の家では冬の暖房に灯油とガスも使っていましたが、この家では電気だけですし、夏でこれくらいの電気代なら冬はどうなるか、楽しみです。
──新居に満足されていますか。
Mさん: 外観もおしゃれで、きれいな吹き抜けをつくってもらいましたし、屋内の空気をより効率よく循環させるためにと、階段の途中に一坪くらいの渡り廊下をつけてくださったんですが、そこに洗濯物を干すとよく乾くんですよ。

また、入浴中の人が歯磨きや手洗いなど洗面所を使う人に気を使うことがないよう、脱衣室と洗面所を分けてもらいましたが、洗面所の上のガラスを通して昼は吹き抜けからの明かりが入るので、照明を消しても暗くない。
庭も広いので孫が遊びに来てサッカーボールを蹴ったりしています。

仕事はもうしていないので家で過ごす時間も前より長くなりましたが、居心地がいいのでストレスを感じません。水建業さんの言うようにZEHにして良かったです。

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協賛:新潟県環境局環境政策課